2、病気や怪我を通しての霊的な学びと成長について
二つめは、一般に人間の人生では、病気や怪我は、大変な災難なので、できれば、そうした病気や怪我が一切ない人生が、理想の人生のように考えられることが多いのですが、ただ、霊的に見た場合には、必ずしもそうとも言えなくて、人によっては、そうした病気や怪我を通して、そのままの普通の人生であれば、決して気づくことがなかったような、様々な非常に大切な学びや成長を得てゆくこともあるようです。
それは例えば、そうした肉体的、あるいは、精神的な苦痛や不自由を通して、日頃の健康や、毎日の生活のありがたさを知ったり、他の人々や生き物達への理解や同情の気持ちを育んだり、また、自分にとって、最も適切な体の使い方や心のあり方を学んだり、それから大きな人生上の教訓や方向性を見出したりするなどといったことがあげられるのですが、このように一見、非常に大変な災難や不幸でしかない、病気や怪我のような大変な出来事であっても、長い目で見ると、その人の人生において、非常に大事な良いものをもたらすこともあるようです。
さらにそうした病気や怪我の先には、普段の日常生活では、ほとんど予期してもいないような人の死や、長い闘病生活があったりすることもあるのですが、こうしたことに関しても、この世的には、できれば、誰もが避けたい大変な困難や不幸であるとしか全く言いようがないのですが、ところが、この世の人生を越えた、もっと長い「霊」としての人生では、やはり何かしらの魂としての学びや成長の機会になっていることも多いようなのです。
Cecye(セスィエ)
2020年5月15日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 瞑想 / 知恵、正しさ / 自然、生命