2、できれば、積極的な提案をしてくる人には、何らかの形で実際にやってみるような機会を与えてあげることが、とても大切である
二つめは、それでは、本当に正しい意見を持っている人と、そうでない人を、いったい、どのように見分けてゆけばよいのか、ということについてなのですが、私達の社会では、その意見が、本当に正しいかどうかはともかくとして、一見、かなり最もらしい意見を理路整然と、また人によっては、かなり情熱的、感動的に多くの人々を納得させられるような形で、しっかり主張してくることがあるものなので、はっきりいうと、どんなにすごい知識や経験のある人であっても、「はい、この人の言うことが絶対に正しくて、この人の言うことは絶対に間違いである」などとは、そう簡単にはわからないことも多いものなのです。
そうすると、昔から行われている、そうした意見の正しさを見分けるための方法としては、いったい、どのようなものがあるのか、というと、これはわりと単純で、「なるほど、君の言うことはわかった。それでは、私達が責任の取れる範囲内で、その内容についての小さな案件については、とりあえず君に任せるから、一度、実際にやってみてみないか」などというように、たいてい最初から、お金や人や資材がたくさんかかるような大きな規模では行わないことが多いのですが、その組織の中の、わりと小さな規模の範囲内で、しかもその人を孤立させずに(左遷ではないので・・・)、できるだけ周りの人々でサポートするような形で、実際にその人自身の手でやらせてみて、それでその後、ある程度の期間を経た後に、その結果の良し悪しを見て、その仕事を続けるかどうか、再度検討するような方法がとられることが多いようです。
Cecye(セスィエ)
2019年8月19日 9:03 PM, おすすめ記事 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済