Light Symbol

現在起きている「アセンション」の全容について Part 11

※「ヨハネの黙示録」について Part 1(多分、続きがある予定です)

 キリスト教の聖書の中の「世の終わり」や「キリストの再臨」に関しては、主にイエスの言葉を、後にイエスの弟子達が直接書き記したとされる福音書や手紙の内容と、「ヨハネの黙示録」に記された内容が元になっているようです。

 ただ、実際に読んでみるとわかるのですが、イエスの弟子が書いた福音書や手紙の内容はともかくとして、ヨハネの黙示録の内容は、こうとも解釈できるし、ああとも解釈できるというような、非常にわかりづらい比喩や暗示に満ちた内容になっています。

 おそらく、その理由は、ヨハネの黙示録が書かれた時代が、まだキリスト教が、かなり弾圧されていた時代だったので、とてもではないが、「当時の超大国、ローマが滅びる」とか、「古い王家が途絶えて、新しい王家の時代になる」とか、「その時代の主な宗教はみんな廃れて、やがて、キリスト教全盛の時代が来る」などというような内容はそのまま書けずに、かなりぼやかした表現を多用して、少しでも、そうした預言書が失われたり、キリスト教が弾圧されるような状況を防ごうとしたからなのではないか、と思われます。

 ですので、確かにヨハネの黙示録の内容に関しては、何となく、何かものすごいことが書かれているような感じがするので、とても気になるし、また難しい謎解きのテーマとしても非常に魅力的なところがあるようなのですが、はっきり言って、現在、こうしたヨハネの黙示録に基づいて、一部の人々が、過去や現在や未来の出来事をいろいろ推測するのとほぼ同じように、百年前、千年前の人々も、またヨハネの黙示録が書かれた二千年近い昔の人々も、「これは、あの国のことではないか」とか、「これは、この事件のことだったのではないか」とか、「これは、この人物のことなのではないか」などというように、ずっとそうした謎解きや未来予測をし続けてきたようなところがあるのです。

 ところが残念ながら、いまだに何が正解なのか、よくわからないし、また、このまま地球の歴史が、そのまま普通に進んでいった場合には、おそらく今から百年先、千年先の未来になっても、いったい何が正解なのか、よくわからないような、はっきり言うと、ちょっと謎が多すぎて、全然よくわからないのに、何となく、みんな、ものすごく気になる、というような非常に不思議な性質のある文章なのです(推理小説の難しい謎解きの答えが、非常に気になるような感覚とも多少似ているような感じがします)。

 ですから、こうした点からヨハネの黙示録を考えてゆくと、そうした様々な未来の出来事のが起きるのを、今か今かと待ち構えているようなキリスト教の大勢の信者の人々の気持ちはわからないでもないのですが、この場合は、イエスの弟子達が書いた福音書や手紙の内容はある程度良しとするにしても、ヨハネの黙示録の内容に関しては、せいぜい参考程度に読む程度で、あまり深入りしすぎない方がよいのではないか、というように考えています。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2018年10月9日 9:03 PM, アセンション全般 / イスラム教 / おすすめ記事 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況



«

»

おすすめ記事

過去の記事