それでは、ヨハネの黙示録的な世界大戦のようなことは起きる可能性はあるのか、というと、現在のところ、この宇宙の創造主の意志により、第一次、第二次世界大戦までは仕方がないにしても、第三次世界大戦が起きると全面核戦争になる可能性が高いために、そうした全地球規模の破滅はできるだけ避けて、少しずつ全地球的なレベルで、長らく宗教的には「天国」や「浄土」などとされてきた、人類的な理想世界を実現してゆくような方向性で、しかも、ただ一人のキリストに依存するような形ではなく、どちらかというと、一人一人の人間が霊的に目覚めて、必要に応じて、キリスト的な意識とも自由に交流できるような、そうした霊的な理想世界を目指すような歴史の方向性で、現在の世界は運営されているようなところがあります。
ですので、現在の世界は、これまでの人類の歴史のそのままの流れであれば、ほぼ避けることが不可能だった、全地球レベルの核戦争は起きないようにしつつ、その上で、単にただの一人のキリストに依存して、すがるような宗教形態ではなく、一人一人の人間が霊的に目覚めた状態で、そうしたキリスト意識に必要に応じて自由に交流して、できるだけ最高のユートピア社会を目指してゆくような歴史の方向性に、現在の世界はなっているのです。
※キリスト教的な世界観であると、何となく、世界規模の最終戦争や大災害による「世の終わり」と、「キリストの再臨」による神の国の到来がワンセットが考えられてしまいやすいところがあるので、一部の信仰熱心な人々の間では、「何とか少しでも世界の大国どうしの対立から最終戦争が起きないか」とか、「世界的な大災害が起きないか」というようなメシア待望論というよりも、どちらかと言うと世界規模の戦争やクライシスを待ち望むような強い信念を持ちがちなところがあるようです。しかし、これまでの時代に起きた二度の世界大戦の様子からも、ほぼ明らかなように、単純に言って、そうした戦争の結果は、自分自身や、自分の大切な家族や友人や同じ国の多くの人々や、またよく見てみれば、ほぼ似たような姿形をした敵国の多くの人々が、大変な傷や大やけどを負ったり、病気や空腹で亡くなって、辺りにたくさんのバラバラ死体や真っ黒な焼死体の山ができることなのであり、また今日も多くの人々が、とても大事にしている家や工場や農場や芸術品などの財産が全部燃え上がったり、略奪されて、なくなってしまうことなのです(たいてい、もし奪えたとしても、せいぜい一部の偉い人達の財産になるだけです)。ですから単純に推測すると、もし、そうした荒廃した世界にメシアのような人物が現れてきたとしても、単に多くの人々の仲違いをやめさせたり、元の世界のように復興させるような仕事をしているだけで瞬く間に数十年から数百年の歳月が過ぎてしまい、結局、後には、以前の世界と似たようなたくさんの問題が、同じように繰り返すだけなのではないか、ということなのです(世界的な大災害の後にも、ほぼ同じような状況になるのではないでしょうか)。
Cecye(セスィエ)
2018年10月5日 9:03 PM, アセンションする未来のシナリオ / アセンション全般 / イスラム教 / キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 中国思想 / 予知、予言、未来予測 / 仏教 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況 / 神道 / 軍事