それでは、こうした表の世界と裏の世界、あるいは、世間的にわりと普通の正しい世界と、そうではなく世間的には、ほぼ完全にアンダーグラウンドとみなされるような悪の世界に関して、いったいどのような見解を持ったらよいのか、というと、大まかに言うと、次のような二つのことが言えます。
①その時々の自分がやってもよいような遊びや、付き合ってもよいような人々との関係はよしとするけれども、それを越えるような遊びや、そうした人々との付き合いは、きっちりと控えた方が賢明である
まず一つめは、これは少し強い理性や知恵を持つことが、とても大事になるのですが、たとえ自分が、何らかの世界に入って、できるだけ大きな成功のチャンスをつかみたいと思っていたとしても、もし途中で、それまでの自分の感覚としては、どう考えてみても、あまりにも世間の常識や倫理観を逸脱しすぎた行為への誘いを受けたり、あるいは、そうした行為を行うような人々の集団に遭遇した際には、一見、それがどんなに楽しい、どんなに素晴らしい体験ができるような機会だったとしても、少し冷静に考える時間を持って、現在の自分の立場や状況として、「ここまではOKだが、ここからは、絶対にNGにした方がよいだろう」などというように一つ一つ、かなり冷静にきっちりと判断してゆくことが大事になります。
そして以後は、自分にとって、どんなに楽しそうな、どんなに面白そうな、そうした話が舞い込んできたとしても、しっかりと断り、世間の普通の楽しいお付き合いは大切にしていったり、また世間の普通のいろいろな商品やサービスは必要に応じて、好きなように買ったり、使ったりするけれども、そうした一線を超えた付き合いや、一線を超えた商品やサービスを買ったり、使ったりすることは、きっちり控えるようにすることが、とても大切なのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)