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21世紀初めの核兵器の位置付けについて Part 5

第二次世界大戦の末期に、初めて登場した核兵器の位置付けと、それ以降の米ソ冷戦時代の核兵器の位置付けについて

 そもそも第二次世界大戦の末期、当時のナチス・ドイツや大日本帝国が、彼らの敵国である連合国の人々ばかりでなく、当時の自国の人々にまで多大な犠牲を強いるような国家総力戦を、いったい、いつまで続けるのか、全くわからなかったような時代に使われた核兵器の位置付けと、その後、世界中に大量の核兵器が配備されて、直接、間接的に様々な形で、軍事的に対立するようになった時代の核兵器の位置付けでは、全く違うようなところがあります。

 第二次世界大戦の末期に、初めて核兵器が使われた際には、軍事的に重要な要塞都市の中心部を一回で、ほぼ完全に破壊してしまうような超強力な新型兵器の投入で、当時の大日本帝国の戦争継続の政治的な意思を完全に放棄させ(原子爆弾が実用化された段階では、もうすでにナチス・ドイツは降伏してしまっていたので・・・)、その後、戦争が長引いていれば、さらに犠牲が大きく増えていたと思われる当時の連合軍の人々や物の損失と、当時の大日本帝国の人々や物の損失を、少しでも減らすことが、そうした当時の新型兵器を、わりと短期間のうちに、実際の戦争に使った大きな理由だと思われます。

 ところが、その後、アメリカ軍が日本に進駐して、当時の原爆の被害を細かく調べてみると、実際には、彼らの想像を遥かに越えるような、たいへん大きな被害があることが確認されたので、はっきり言うと、その後の世界では、どこの国の政治や軍隊の指導者も、当時の広島、長崎の原爆の被害の惨状を知るにつけて、これは、本当によほどのことがない限り、絶対に使ってはいけない兵器だと、心の底から実感するような状況になっていったわけなのです。

 

 続く・・・

 

 追伸

 Part 1に次の文章を付け足しました。

※あと現在、霊的、異次元的には、元々同じ、あるいは、非常によく似た国や集団や個人が二つの派に別れて、お互いに敵視したり、対立しやすい状況になっています。ですから、こうした霊的、異次元的な状況も、現在の物質世界の状況にかなり強く影響を与えているのではないか、と思われます。

 

Cecye(セスィエ)

2017年11月20日 9:03 PM, 政治 / 軍事



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