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21世紀初めの核兵器の位置付けについて Part 2

21世紀初めの世界における核兵器の位置付けについて

 それでは、21世紀初めの世界における核兵器の位置付けというのは、いったいどのようなものになっているのか、というと、21世紀初めの現在であっても、第二次世界大戦末に、最初に原爆が登場した頃とほとんど同じように、銃や大砲や、軍用機からの爆弾や、ミサイルなどの通常兵器と比べると、核兵器というのは、やはり圧倒的に大きな破壊力を持つ超強力な兵器になるので、軍事的なプレゼンス(存在感)としては、非常に大きなものがあると思います。

 確かに核兵器というのは、現在の地球では、究極の最終兵器のようなところがあるので、その国の軍隊が核兵器を持っていて、「ひょっとしたら、核兵器を使う可能性がある」などというように、そうした核カードをチラつかせているうちは、軍事的、政治的に、かなり強い効力があるようなところがあります。

 ところが、核兵器というのは、もし一回でも使ってしまうと、そうした核兵器と同等、あるいは、さらにそれ以上に大きな破壊力のある核兵器で反撃されたり、また、そうした核兵器をお互いに何度も使い合うような状況になってしまうと、単に小さな限定された戦場ばかりでなく、重要な軍事拠点や国のインフラや、場合によっては、国の政治施設を含む大きな都市など、国中が焼け野原となり、相手の国ばかりでなく、自分の国も、もうおしまい、というような究極の兵器なので、実際には、現在の世界の軍事的、政治的状況では、たとえ開発して持っていたとしても、そう簡単に使うことは、ほぼ全く不可能なので、現実の軍事的な切り札には、なかなか、ならないようなところもあるようです(参考1参考2)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年11月17日 9:03 PM, 政治 / 軍事



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