今回から何回かに渡って、世界中の神話や伝説に伝わっている、太古の時代にいたとされる「巨人族」について、少しだけ述べてみたいと思います。
巨人族の伝説というと、旧約聖書を初め、ギリシャ神話や北欧神話など、世界中の神話や伝説にたびたび登場してくるのですが(日本でも、地方の伝承の話が残っているようですね)、前にも述べたように地球の歴史の場合、紀元前、数千年以前より大昔の歴史に関しては、時空間的に非常にごちゃごちゃした断絶や混乱の経緯があったので、考古学的に調べると、年代や地理的な整合性が、うまく説明できなかったり、また因果関係的に、よくわからなくなることも多かったようです。
ここでは、そうした太古の時代の時空間的な問題についても、多少触れながら、大昔の巨人族の伝説について、少しだけ触れてみたいと思います。
太古の時代の巨人族の伝説について
これは今日の学問では、まだ、ほぼ完全に否定するような立場がとられていることが多いのですが、数千年ぐらい昔の太古の時代には、現代の人類から見ると、一回りも二回りも体の大きい、いわゆる「巨人族」と呼ばれるような人々が、ある程度、まとまって住んでいたことがあったようです。
この「巨人族」というのは、いったいどのような存在だったのかというと、これは少し変わった話になるのですが、実は、そうした先史時代というよりも、もっと大昔の太古の時代には、地球上の、ほぼすべての人間の体が、現代よりも、もっと、ずっと大きかった時代があったようなのです(ただし並行して、様々な地域に現代人と、ほぼ同じようなサイズの人間や、原人や猿人のような人々も、同じ時代に生きていたようです)。
サイズは、時代により様々なのですが、現代の人類と比べると、少し大柄の2〜3メートルぐらいのサイズの人々や、それから大きいサイズだと、おそらく、10メートル以上の大きな人間がいた時代もあったようです。
知性や精神性に関しては、まるで神仏のように高度な知性や精神性を持った人々の種族もいれば、そうではなく、はっきり言って、非常に粗暴で荒っぽい人々の種族もいたようなので、一様に、この程度の知性や精神性とは、なかなか言い切れないようなところがあったようです。
あと、形に関しても、現代の人類と非常に似たタイプの人々もいれば、そうではなく、頭が長かったり、顔や体の形が多少違っていたり、それから、どう見ても人類とは思えないような、牛や猿や鳥や爬虫類や魚のような、少し変わった顔形の存在もいたようなので、単に「巨人族」といっても、出身や人数はともかくとして、実際には、いろいろなタイプの人間がいた時代があったようです。
Cecye(セスィエ)
2017年8月1日 9:03 PM, おすすめ記事 / ギリシャ神話 / キリスト教 / 宇宙文明、古代文明 / 時間と空間の秘密