②それぞれの人の宗教的な信仰や教義が及ぼす臨死体験や、霊界や異次元世界での体験への影響について
二つめは、そうすると、そうした宗教を信じている国や地域というのは、たいてい、ある程度まとまっていることが多いので、そうした形で非常に大勢の人々が形成している宗教的な意識世界が、その国や地域の周りに大きく広がっていることが推測されるのですが、ここで重要になってくるのは、現在、一部で結構熱心に研究したり、発表されるようになった臨死体験や、霊界や異次元世界をかいま見た人々の話と、そうした話が、いったいどれだけ内容的に合致しているか、ということになります。
ところが、これまで宗教の世界で説かれていた神仏の世界や、来世の世界の話と、近年、一部で非常に熱心に発表されている臨死体験や、霊界や異次元世界をかいま見た話では、ほぼ完全に合っているケースと、ほとんど全く合っていないケースがあるようなのです。
そうすると、いったいどちらが霊的に正しいのか、ということが問題になってくるのですが、この場合には、先ほど述べたように、そうした神仏の世界や来世の話が、本当に合っているのかどうか、本当にそうした世界があるのかどうか、ということは、いったん置いておいて、まずはそうした体験をした人が、いったいどのような宗教を深く信じているのか、また、その信仰や教義の内容は、いったいどのようなものなのか、それから、その人自身は、いったいどのような性格の人なのか、ということを冷静に調べてみて、その上で、その人の意識状態のあり方と、その人が体験した霊界や異次元世界との関係を調べることが、とても大事になるのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)
2017年6月1日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 知恵、正しさ