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多くの人々の恋愛や結婚に関わるような人間関係の変化について Part 4

 そうすると今後の社会は、いったいどのようになってゆくのかというと、これは現在、もうすでに文明的に成熟した国では、まるで当たり前のように受け入れられてゆきつつあるような考え方になるのですが、そうした社会では、それまで、まるで当たり前のように物事の善し悪しを定めていた宗教的な倫理観や社会の建前のようなものはだんだん崩れてきて、そうした恋愛や結婚に関しても、単に「良いことから肯定する」とか、「悪いことだから、みんなで責め立てる」というような価値観から、「これだけは絶対にしっかり守ってもらわないと、本当に誰かが困るから、しっかり守ってもらいたいけれども、この内容に関しては、昔の道徳律ではダメかもしれないが、別に誰かが、ものすごく困るような状況になるわけではないのでよいのではないか」とか、また「そもそも、そんな正邪ばかり振りかざしていると、婚姻率や出生率がどんどん下がって、人口の減少に歯止めが止まらなくなって、その社会の維持すらままならなくなってゆくのではないか」などということで、昔からの宗教的な倫理観や社会的な建前ばかりでなく、現実に誰かが困ったり、不利益を被ることがあれば、それはやはり人道的、社会的な悪や間違いとして考えなくてはならないが、そうではなく、別に実際に誰かが困ったり、特に大きな不利益を被るわけではないことに関しては、特に声だかに叫んで、悪いこととして責め裁くような状況は、だんだん減ってゆくのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年5月11日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 愛について / 社会、文化 / 結婚、家庭



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