それから九つめは、これは、それほど多く聞くような話ではないと思うのですが、先ほどのような感じで、単純に何らかの物事を知っているとか、ちょっと思いついたというような感じではなく、もう少し身近な感じでそうした物事に接したことがあったり、あるいは自分自身の体験として、非常に深く実感としてよくわかっているような場合には、これは少し体験的なニュアンスが非常に強くなってくるのですが、そうしたことを「自分には、こんな体験がある」とか、あるいは「非常によく知っている」とか、「深く理解している」とか、「深い洞察がある」というような表現をすることが多いように思われます。
ですから、この場合は、単に知っているとか、思いついたというような軽い感じではなく、はっきり言って、私達の人間社会では、結構重い深い感じの物事の理解の仕方になってくるのですが、そのような形で何らかの物事を非常に身近に知っているとか、あるいは何らかの体験として、非常に深い形で理解しているような場合には、そうした物事について「(何らかの)体験がある」とか、「非常によく知っている」とか、「深く理解している」とか、「非常に深く洞察している」などと表現しているのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)
2016年6月7日 9:03 PM, 知恵、正しさ