それから二つめは、これは、まだ現在は多くの人々が、それほど問題にしていないような話になるのですが、自分が信仰し、尊敬しているような人物が、もし次のような二つの点で、あまりにも偽善者ぶるようなところが多い場合には、本当はその人は嘘をついているのではないか、というように素朴に疑ってかかった方が賢明だと思われます。
その内容の一つめは、これは単純で、その人物が、何らかの特殊な悟りを開いた結果、食べる必要がないとか、寝る必要がないなどというような、いわゆる、かなり特殊な超能力者のような人物でもない限りは、一見正当そうなのですが、よく考えてみるとかなり特殊というか、かなり極端な言動に当たるような、例えば、「人間は、できるだけ食べたり、飲んだりせずに生きた方がよい」とか、「お金は悪なので必要ないし、求めてもいけないものだ」とか、「性欲は悪なので、すべて否定されるべきだ」とか、「現在の社会は悪魔の世界なので、あらゆる欲を断った生活を送るべきだ」とか、「肉体に関わるすべての感覚や欲望を持ってはならない」などというように、一見最もらしい説明があったとしても、結局、現在のみなさんの生活の根っこに当たるようなものをすべて否定してくるような言動の多い霊的な指導者に関しては、かなり気をつけた方がよいのではないかと思われます。
※霊的な修行には、確かに何らかの点で忍耐力や精神力を身につけないといけないようなところもあるのですが、だからといって、人間生活に関わるすべての欲求を全否定してくるようなタイプの指導者に関しては、根本的なところで、その人の知性や悟性の点でかなり大きな問題があるのではないか、というように私は感じています。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2016年4月20日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況
