四つめは、これは一見、さらにもっと素晴らしい、ある意味で非常に尊い霊的な能力の発現の仕方になるのですが、要するにそうした霊能者が、単に霊能力を発揮するだけでなく、また、この世的にかなり信頼性の高い奇跡のようなものを起こすだけでなく、人間的に見ても非常に尊敬できるような非常に素晴らしい言動をしたり、あるいは、まるで本当の神仏のような後光のようなものを発しているようなケースになります。
世間では、その人が有名であるかどうかはともかくとして、こうした人物のことを、ほぼ神仏のような存在として信仰したり、尊敬したり、持ち上げて讃えることが非常に多いように思われるのですが、ただし霊的には、次のような二つの点にだけは、どうしても注意が必要になります。
まず一つめは、こうした一見、非常に徳のありそうな人物の場合、たいてい多くの人々が、そこそこ感動したり、納得したりしそうな素晴らしい説教をしたり、また同じように多くの人々が、ある程度共感しそうな社会問題に対して、結構熱烈な反対運動を繰り広げていたりすることが多いのですが、ただし、もし次のような二つの点で多少でも怪しい点があるように思われた場合には、たとえそうした人物のことをかなり深く信仰したり、尊敬したりするようになっていたとしても、多少注意が必要なところがあります。
一つめは、他の人々への接し方や、他の人々の扱い方の問題になるのですが、こうした一見聖者に見えるような人物であるにも関わらず、本当の光の世界とあまり関わりのない人物というのは、たとえ一見、非常に素晴らしい言動をしていたとしても、どうしても、ここぞというところで他の人々への接し方や扱い方などの点において、「普通、そういうことはしないのではないか」と思われるような、ちょっと乱暴というか、かなり無責任なことをする傾向があるようなのです。
ですから、もし自分が信仰したり、尊敬している人物が、大した正当な理由もないにも関わらず、そうした人使いが荒い傾向があるように思われた際には、少し冷静になって、その人物の言動の本質を見定めた方が賢明だと思われます。
二つめは、これは世間でよく言われるような話になるのですが、そうした人物というのは、表向きはかなり素晴らしい言動をしているにも関わらず、よく調べてみると、「普通、そんな贅沢やお金の使い方はしないのではないか」と思われるような、少し度を超えた贅沢や、よくわからない大金の出費をしていることが多いということです。
現在の経済制度であれば、その人の仕事や稼ぎ相応の豊かな生活をすることは特に問題とされていないので、そうした贅沢や大金の出費は、ある意味全く問題ないようなところもあるのですが、ただ、ここで問題なのは、そうした信仰や尊敬を受けている人物と、その人を取り囲む人々との経済関係において、大した正当な理由もないにも関わらず、あまりにもその人物だけが贅沢し放題をしているとか、あまりにもその人物だけが、特別な扱いを受けすぎているようなケースの場合には、客観的に見て、そうしたグループの運営のあり方自体に大きな問題があるのではないか、というように私は考えています。
追伸
昨今起きた地震の被害者の方々には、心よりお見舞い申し上げます。
昨年ぐらいから、ずっと日本を初めとする世界の国々では、調和の波動と破壊の波動が、くるくると入れ替わるように目まぐるしく変動していたので、どうしても現在の状況であると、何らかの原因で大きな波動の低下に見舞われると、かなり大きな天変地異のようなものが起きやすいところがあります。
前回の現在のアセンションの状況にも書きましたが、現在の辺りの時期は、この物質世界を取り囲むように存在していた異次元世界が大きく変化していっている最中になるので、どうしても地球全体の波動が(ある意味、宇宙規模で)大きく上がったり、下がったりしがちなところがあります。
そういう意味では、今後も国や地域の波動が大きく落ち込むような状況になった際には、かなり注意が必要なところがあるようです。
Cecye(セスィエ)
2016年4月19日 9:04 PM, お知らせ / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況