それから三つめは、これは少し難しいケースも多いようなのですが、そうした少し異常な幻覚や霊現象では、「とにかく、今すぐ何かしなくてはいけない」とか、「今すぐ何かしないと手遅れになる」などというような感じで、ものすごく焦らされ、急がされた感じで次から次へと何らかのことをしないといけないような感覚を持つことが多いようなのですが、ところが、そのような形で、ずっと今すぐ何かを決めたり、やらなくてはならないような状況が続き続けるということは、逆に言うと、そうした霊存在や霊現象が本当に正しいかどうか、冷静に調べるための時間が全く持てなくなったり、あるいは、そうした霊現象によって自分が行った行為の結果の冷静な分析というものが、ほとんどできないような状況になってしまうのではないかということなのです。
ですから、そうした幻覚や霊現象において、特に「今すぐやらなくてはならない」とか、「今すぐやらないと手遅れになる」などと脅され、非常に焦らされるような状況になった際には、まずは少し冷静になって、「世の中、そんなに急いで何かやっても、すぐ変わるわけないのではないか」とか、「そんなに大変な話なら、もっと前から誰か別の人がやっているのではないか」とか、「本当は自分の心の中に別の何かやりたいことがあって、その補償的な精神作用で、何か急いでいるだけではないのか」とか、「別に少しだけなら、そうした存在に付き合って何かやってもいいけれど、それで何の変化もないなら、それ以降は今まで通りの自分の普通の生活に戻らせてもらう」などというように、できるだけ冷静にそれまで通りの自分の仕事や生活のペースで、いろいろな物事にしっかり取り組んだり、少しずつ自分や周りの人々を良くしてゆけるような行動を積み重ねていった方がよいのではないか、ということなのです。
このように自分の身の回りで起きる霊現象によって、多少混乱した状況に陥りそうになった場合には、だいたい以上のようなことを再度、冷静に確認し直すことがとても重要になるのではないかと思われます。
今回は、普通の霊現象というよりも、そうした幻覚や霊現象のような出来事によって、多少混乱した状態に陥ってしまっているような人向けの話が多くなってしまったのですが、これは現在、アセンションの経緯で、この地上の世界に側近い、本物の天国ではない偽光界の辺りのあまり良くない霊存在のような者達が、地上の世界の人々や生き物達にフワッと取り憑くような形でかなり影響しやすい状況になっているようなので、あらためて多少慎重な対応が必要なのではないか、ということで述べることにしました。
Cecye(セスィエ)
2015年12月9日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳