それから三つめは、これは直接、あまり意識されないことも多いのですが、自分の人生の中で、最も楽しい幸せに感じた瞬間を具体的に調べ直してみて(紙に書き出してみたりして)、その上で、そうした自分が最も楽しく幸せに感じた瞬間に、何らかの形で関係するような仕事を選ぶというような職業選択の方法もあります。
つまり自分が、わりとストレートな感じで最も楽しいとか、好きでワクワクしたというようなものでなくても、例えば、車や電車や飛行機のような、わりと速いスピードで移動しているような時に、ものすごく爽快感を感じたということであれば、仕事を選ぶ際に、あちこちに移動を伴ったり、わりと速いペースで次々と作業をこなしてゆくような仕事を選べば、その人の性分に、わりと合っている可能性が高いと言えるでしょうし、また、きれいな花を見たり、可愛い動物を飼ったり、素敵なファッションや小物のようなものが集めるのが、とても好きであるということであれば、何らかの形で、そうしたきれいな花やファッションや小物を扱ったり、小さな子供や動植物の世話をするような仕事を選べば、その人の性分に、わりと合っている可能性が高いということです。
要するに、これまでの自分自身の体験から、自分が最も楽しくワクワクした時には、いったいどのような状況で、何をしていることが多かったのか、ということをある程度、客観的に考え直してみて、そうした感覚の特にエッセンス的な部分に関わるような分野の仕事を選べば、わりと自分が最も楽しく充実感を感じられるような仕事を選べる可能性が高いということが言えるようです。
Cecye(セスィエ)