⑮長い意味では、学校や仕事や家事の合間に、自分が興味を持った何らかの学習や趣味やスポーツのようなものを続けてゆくことは、その人の天職のような仕事を見つけるために非常に重要なことである
第十五には、これは時折、よく聞くような話になると思うのですが、学生時代の頃や、あるいは、仕事や家事で少し暇な時間がとれるようになった際には、そうした時間の余裕を活かして、自分が特に興味のあることや、とても面白そうに思えたことや、何となく惹かれるようなことを、学習や仕事や家庭生活が疎かにならない範囲内で、少し本格的な感じでやり続けてゆくのは、とても良いことだと思います。
これは時折、立志伝などにも書いてあるような話になるのですが、要するに学校の学習の合間や仕事の合間などに、自分なりに何らかの目標を決めて、少し違ったテーマの学習をして、資格を取ってみたり、少しずつでもいいから何らかの趣味やスポーツのようなものを極めていってみたり、あるいは、何らかのテーマで研究活動をしてゆくような人の中には、ある程度の時間を経た後に、いつの間にか、結構その道の大家になっているような人が、世の中には、意外とたくさんいるものなのです。
幾つか例をあげると、日本でも学校の部活動の延長で、様々なプロのアーティストやスポーツ選手になったような人なんて幾らでもいますし、仕事の合間に学習をして、何らかの資格をとって、転職している人も大勢いますし、それから何らかの趣味の分野で研究や努力を積み重ねるうちに、いつの間にか、その道の大家のようになってしまったような人も、結構たくさんいたりします。
ですから、もし今すぐ、何らかのプロの仕事をしたいというわけではないにしても、学校や仕事や家事の合間に、自分が何か興味のある分野の学習や研究をしたり、何らかのスポーツや趣味を極めていったりしてゆくことは、長い意味では、その人の天職のような仕事を見つけるためには、とても重要なことになるのではないか、というように私は考えています。
Cecye(セスィエ)