九つめは、これは人間を相手にするというよりかは、どちらかと言うと自然の中で、わりと自由に伸び伸びと過ごすとか、動植物を世話するとか、農業や漁業のような仕事をするとか、自然の中で多くの人々や動植物と仲良く交流してゆくような種類の仕事になります。
こうした面では、現代の先進国は、ちょうど大きな過渡期に当たっていると思われるのですが、要するに昔のように仕方なく田舎で生活するのではなく、また、かと言って、都会的利便性を完全に犠牲にするわけでもないような新たなライフスタイル、つまり半分都会的、また半分自然的、田舎的な新たなライフスタイルが、今後の社会では、多くの人々の間で、だんだん広がってゆくものと思われます。
また似たような分野として、現在、少しずつですが、だんだん大きな成長分野になりつつあるような、いわゆる精神世界の仕事というものがあるのですが、自分は、とにかく祈りや瞑想といった霊的なことに興味があるとか、そうした霊的なことを他の人に教えたりするような仕事がしたいということであれば、ヨガや瞑想や、そうしたものに関わるスポーツといった何らかの精神修養に関わるような仕事の選択肢もあります。
十個めは、これは現代では、たいてい仕事とは呼ばれていないのですが、要するに一応、仕事は、自分の生活が成り立つ程度にしっかり行うけれども、そうした仕事よりかは、自分の人生の時間や体験の方の価値を重視して、とにかく自分が驚き、エキサイティングするような人生の体験を積み重ねてゆくとか、普通の仕事をしているだけでは、絶対に体験できないような海外の仕事やボランティアや冒険や旅行をしてゆくとか、普通の大学や企業が全く研究しないような新たな発明や発見を志してゆくような仕事の世界があるのですが、この場合は、たいてい、それなりの迷いや失敗が付き物なので、そうした迷いや失敗に打ち克てるような強い精神性のある人であればよいとは思うのですが、そうした強い精神性のない人には、あまり勧められないようなところがあります。
Cecye(セスィエ)