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職業と人生 Part 17

⑥まだ現在の社会では、多くの人々が、その人にとって、最善の天職のような仕事にはあまり就けていない、というような多少厳しい現実もある

 六つめは、これは少し残念な話になるのですが、現在の世の中というのは、まだ、それほど完全に一人一人の才能や能力を十分引き出せる社会にはなっていないようなところがあるので、実は現在の時点でも、「本当はこういう仕事や趣味をやっていれば、もっと大成功した充実した人生を送っているのではないか」とか、「本当は日頃、こういう人々と付き合っていれば、もっと毎日がとても楽しい充実したものになっていたのではないか」というような人々が、世の中には結構な数、溢れ返っているようなところがあるのです。

 それでは、それぞれの人が、本当にその人にとって、絶対の天職と呼べるような仕事に就いたり、また本当にその人にとって、絶対的に気の合う素晴らしい仲間に囲まれるような生活をしていたら、それが一番なのか、というと、これは、まだ社会が未成熟であるからとしか全く言いようがないのですが、特にまだ現代辺りの時代であると、多くの人々が、この世界のすぐ裏側にある反世界の影響をかなり強く受けてしまうようなところがあるので、いざ本当にその人にピッタリ合うような適職を見つけたとしても、なぜか心の奥底で、ものすごい迷いや嫌悪感を感じるような状況になってしまうとか、いざその人にとって、最も気の合うようなタイプの友人や恋人を見つけたとしても、同じように、なぜか反射的に拒絶感や恐怖心を感じて、うまく行かないような状況になってしまうようなことも、これまでの時代には、非常に多かったようなのです。

 それでは、こうした状況の場合、いったいどうすればよいのか、というと、これは人により、立場により、また時期により全く様々なので、はっきり言って、こうした短い文章でうまく説明することは、とてつもなく難しく感じてしまうのですが、大まかに言うと現在の時点では、それほど自分が嫌悪感や拒絶感や恐怖心を感じないような仕事や人間関係であるなら、まあ、ある程度は割り切ることにして、つまり自分として、ある程度、満足感や充実感を感じられるような仕事や友人関係であるなら、しっかり大切にしてゆくべきであるが、そうではなく、やはり、どうしても自分としては、納得が行かない、我慢ができないような仕事や人間関係である場合には、現代のように仕事や人間関係をある程度、自由に選べるような時代には、それなりの選択をした方が賢明であるということが言えるように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年3月20日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 社会、文化



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