5、人間や生物が、カラーの視覚が得られるようになっていった経緯について
次には、虹の色にも象徴されるようなカラーの世界は、いったい、どのようにして創られていったのか、ということについて述べてみたいのですが、これは、よく考えてみると誰でも分かると思うのですが、もし生物が自然に進化していっただけであるなら、現在の人間を初めとする動物が持っているような、非常に鮮やかなカラーの世界を見ることができるような目による視覚は、あまりに複雑すぎて全く発達しなかったのではないか、ということなのです。
つまり、人間や動物の目による視覚では、現在のみなさんの視覚のように身の回りのかなり色鮮やかな世界の認識が可能なのですが、普通、自然界の生き物の自然な発達としては、このようなカラフルな視覚は全く必要ないので、せいぜい、ある程度、周りの様子がわかるような白黒の視覚があれば十分なはずなのです。
それにも関わらず、人間や動物が、現在のような様々な色彩に満ちたカラーの視覚の世界を持つようになった経緯は、だいたい次のようなものになります。
まずは、これはみなさんもモノクロ映画を見ているとよく分かると思うのですが、長い時間、白黒だけの世界を見ていると、だんだん、本当に気が滅入ってくるようなところがあったので、これは、まだ現在の宇宙が創られる以前の話になるのですが、この宇宙では、様々な方法で、いかにして、より美しく素晴らしい状態で視覚的な感覚を得るか、ということが非常に長い期間に渡って、試行錯誤されていた時代がありました。
いつものように大まかな要点だけ言うと、こんな感じなのですが、まずは、いろいろな試行錯誤の末に単色の白黒的な世界ではない、もう一つ別の光のあり方が創造されるのですが、それは現在、みなさんが金属の光沢として見るような、いわゆるメタル的な色になります。
つまり、ちょっとピカッと光ったり、ピカピカと光り輝いたりするような色のあり方なのですが、現在も金属のような鉱物には、そうした色のあり方がよく見られます。
Cecye(セスィエ)
2014年11月12日 9:06 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 芸術、美