29、人間というのは、その仕事である程度、経験を積んでゆくと、自然自然のうちに、その人なりの健康法や遊びや娯楽や旅行といった気分転換の方法を身につけてゆくようになるものだが、たいてい、どんなに優秀な人であっても、一度は体験するかもしれない魔境のようなものがある。それは、全く予期せぬ事故や病気や家族の騒動や、ちょっとした誘惑や行き過ぎた道楽のたぐいのようなものなのだが、もし自分の人生において、普段と同じ対応では、全くどうにもならないと思われた場合には、2〜3日でよいので、かなり毅然とした態度で、現在、自分が置かれた状況をしっかり見直し、考え直してみて、人の話を聞くべきところはしっかり聞き、自分で決めるべきことはしっかり決めて、そして、やるべきことはしっかりやり、変えるべきことはしっかり変え、また、やめるべきものはしっかりやめるようにしておかないと、後々まで、かなり大きな後悔を残すような人生上の大失敗につながることがあるので、こうしたことには、しっかり憂慮すべきである。
30、もし、現在の仕事が単調で、何の変化も面白みもない、つまらないものに感じられるようになった際には、もう一度思い切って、その仕事についた初心を思い出し、再び毎日、新鮮な気持ちで臨めるようにすると共に、何か新しい趣味を始めるとか、新しい交友関係を広げるとか、未来に備えて、何か新しい学びを始めるような次のステップに臨むべきである。たとえ今は、何の新鮮味も魅力も感じられない単調な仕事に感じられたとしても、最初は、ものすごく魅力的な楽しい仕事に感じられたかもしれないし、また現在も、他の人から見れば、そのような目で見られているかもしれないということは、しっかり自覚すべきである。日々、自分の仕事に新しい魅力や楽しみや、やりがいを感じられるような努力と工夫は、しっかり行うべきである。
31、もし自分の中で、今の仕事だけでは十分に満足できずに、何かもっと違う別の道があるのではないか、また、もし自分が責任者として起業すれば、もっとより良い仕事ができるのではないか、と心の底から強い衝動のようなものが出てきた場合には、とにかく、まずは調べられるだけの情報を調べて、会えるだけの人に会い、やれるだけのことをやって、自分にその可能性があるか否か、よく調べてみることと、また本当は、今の仕事や立場でも、それが十分可能なのではないか、ということについても、よく考え直してみることと、それから顧客や、自分の知識や経験や技術や、資金や協力者について、しっかりよく考えてみて、さらにその後の展開についても、予想できるだけ、しっかり予想してみることも大事だが、もし、それでしっかり判断できない場合には、その後の、それをやらなかった場合の後悔と、やってみた場合の後悔を、イマジネーションと直観でしっかり考えてみた上で、よくよく後悔のないような選択をしっかりするべきである。
Cecye(セスィエ)
2014年10月24日 9:08 PM, 成功論、繁栄論