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霊について Part 3

3、私達の世界では、科学的には、十分にその存在や原理がよく分かっていないにも関わらず、科学的、あるいは、経験的にその効果や実用性が証明され、すっかり日常レベルで使われているものが山ほどある、という事実もある

 それでは、「霊」という存在は全くないのか、というと、実は、前の説明からもよく分かるように、科学的にまだ証明できていないことが即、その存在がないというような決めつけも、科学の世界では厳に戒められ、否定されているような、いわゆる非科学的な発想になってしまうようなところがあるので、要するに21世紀初頭の現在の学問や科学の真の認識としては、多くの人々の伝統的、あるいは、精神的、直観的認識としては、どう考えてみても「霊」、あるいは、「魂」のような死後の生命の存在は、かなり有力視されるが、ただ学問や科学の世界で、真っ正面から真剣に取り扱うには、まだ現代の科学の進歩が十分に整っていない、つまり、そうした「霊」という存在を十分に実験的に証明するための方法や、十分に測定できるだけの測定機器が十分発達していないので、なかなか取り扱いづらいというのが、実際のところなのではないか、ということなのです。

 それでは、科学の世界では、そうした十分に証明不可能、測定不可能な存在は全く取り扱えないのか、というと、これがよく考えてみるとそうでもなくて、私達の世界には、その存在やエネルギーの正体そのものは、まだ科学的にはよく分かっていないにも関わらず、もう昔から多くの人々が、実際のその効果を十分に自分の体で知っているとか、原理はよく分からないけれども、とにかく実際に効果があるし、また経験的にそれほど害悪があったとも思えないというようなものが、私達の身近には結構たくさんあって、そうした、言ってみれば、科学的な原理の探求はよくできていないけれども、科学的、あるいは、経験的に研究し、緻密にデータを集めた結果、とにかく、その存在やエネルギーの効果や実用性だけは、ある程度、証明することに成功しているようなものが、結構数多くあるものなのです。

 具体的には、例えば、かなり正確な科学的裏付けのある西洋医学の薬ではなく、おそらく、まだ完全な科学的裏付けは、しっかり取れていないにも関わらず、長い年月の間に多くの人々の間で、しっかり医学的な効果のあることが確かめられている「漢方薬」のようなものが、それに当たるでしょうし、それから同じように科学的な原理の究明は、いまだにはっきりとはよく分からないにも関わらず、長い年月の間、多くの人々を実際に癒してきたために、かなり体系立った治療法としてのノウハウのある「鍼灸(しんきゅう)」や「気功法」のようなものも、そうしたものに当たるのでしょうが、要するに、よく調べてみると現代の科学では、正確には、その原理や細かな仕組み自体は、まだよく分かっていないけれども、その効果や、細かな使用法や注意点のノウハウだけはしっかり分かっているし、また、特に害があることも確認されていないので、とりあえず、多くの人々の健康や生活に役立てるために様々な方法で現実に使われているようなものが、結構数多くあるものなのです。

 そうした観点から考えてみると、結局、霊の存在や、死後の生命の存在というのは、現在の科学のレベルでは、十分にその存在を研究対象にすることは、かなり困難なのですが、要は多くの人々の差し迫ったニーズや、経験的直感や、昔からの習慣として、「とにかく、それをしないと気が済まない」とか、「これまでの時代には、とりあえず、そうしておけば、それほど問題は起きなかったので・・・」とか、「とにかく、そのスピリチュアルな行為をすると気分が良くなったり、部屋の雰囲気が良くなったり、自分の人生が良くなったので・・・」などというような形で、ある意味、多くの人々の経験的な形での科学的な証明が、すでになされているために、実際にあちこちで実用レベルで使われているような知識や技術のようなものが、結構たくさんあるということが言えるようです。

 

 続く・・・

 

 追伸

 明日と明後日は、お休みになります。

 

Cecye(セスィエ)

2014年8月15日 9:07 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 科学、テクノロジー



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