15、現代の経済社会では、どの仕事も、常に何らかの経済的な対価を得て、それに必要な支払いをした上で、できるだけ多くの利益を得なくては事業の継続や発展ができないようになっているので、時折、現在の自分の仕事に関わる収入と支出の状況や、その事業全体、あるいは部門全体の収入と支出の状況を確認して、顧客にとっても、また会社にとっても、そして自分自身にとっても、長期的に見て、できるだけ最良の成果が上がるように努力してゆくことが、とても大切である。
16、仕事が、ある程度できるようになると、今度は、新しい新入社員や部下の管理をしなくてはならなくなるものだが、その際には、できるだけ相手の長所を見つけて伸ばすと共に、短所は、できるだけ相手のプライドを傷つけない形で、地道にしっかり直してゆくことと、相手のレベルに合わせて、できるだけ分かりやすく、仕事のやり方や心構えをしっかり教えてあげることと、人間的な楽しい付き合いと、仕事上の多少厳しい心構えや行動を、しっかり区別して教えてあげることと、できるだけ一人一人の人間に対して、公平に接すると共に、その仕事にふさわしい統一したポリシーで、褒めるべき時はしっかり褒め、直すべき時はしっかり直し、叱るべき時はしっかり叱り、また、助け導くべき時はしっかり助け導くことが、とても大切である。
17、人間には、妙な性質があって、時にやらなくてもいいことを熱心にやるようになったり、また本当は、しっかりやるべきことを、なぜか手を抜いて、いい加減にやりたくなることがあるものだが、このような性質は、百害あって一利なしである。それゆえ、ある程度、その仕事に慣れた時こそ、時折、自分は、本当にやるべきことが、しっかり出来ているのか、また自分は、本当は、それほど必要でもないことに、たくさんの注意や時間を割いて、無駄な仕事をしていないか、ということを、しっかり確認し直す必要がある。
Cecye(セスィエ)
2014年7月26日 3:05 PM, 成功論、繁栄論