4、霊的な責任の原則について
第四には、これは、あまり知られていないかもしれないのですが、この宇宙では、こうした霊的な法則以外にも、かなり厳密に守られ続けている霊的な原則があって、これは、この物質世界というよりも霊界すべて、あるいは、高次元宇宙すべてを支配している「魂の法則」と言ってもよいような霊的な原則になります。
それは、いったいどのような内容なのか、というと、大まかに言うと、次のような四つのことが言えます。
まず一つめは、この宇宙では、その魂の行った行為によって、他の魂達に与えた影響は、それが良いものであれ、また悪いものであれ、原則すべて、その魂自身が、その結果についての責任を持たなくてはならなくなっているということです。
二つめは、これはあまり考えたことがないかもしれないのですが、霊的には、その魂が現した表象、すなわち強い念やイメージに関しては、たとえ、それが、あちこちに非常に大きな影響を与えたとしても、最終的には必ず、その魂自身が、その表象の責任を取らざるを得なくなるということです。
※宇宙の標準的な世界は、地球の物質世界と違って、もっと霊的なので、特にその人や生き物の出している強い念やイメージ(強い言霊のようなものも)に関しては、それなりの責任が発生するということです。
三つめは、これは地上の世界では、少し説明が難しいのですが、この宇宙では、原則、その魂が創造した存在や世界に関しては、たとえ、その途中経過において、たくさんの魂が、そうした存在や世界の影響を受けたとしても、最終的には、そうして創造された存在や世界の影響の全責任を享受しなくてはならないようになっているということです。
四つめは、これも説明が少し難しいのですが、実は元々、この宇宙では、それぞれの魂が、いったい他のどの魂と交流関係を持つか、あるいは、持たないか、というのは、かなり厳密な自由意志に基づいているようなところがあるのです。
それゆえ、それぞれの魂として、たとえ、いろいろな試行錯誤があったとしても、最終的にお互いが、本当に幸せになれるような交流関係を築けた場合には、その後も、ずっとお互いに連絡や交流がとれるような状況を維持できるのですが、その反対に最終的にお互いに、あるいは、一方的に不幸になるような交流関係しか築けなかった場合には、どこかの段階で、ほぼ完全な絶交状態に陥る可能性があるということです。
Cecye(セスィエ)
2014年6月10日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳