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人間の完全性について Part 8

5、霊的には、この宇宙のすべての生命が、常にある種の完全性の中で、一つ一つ独自の大切な役割や使命を果たしているのである

 第五には、ここからが、この文章の中で最も重要な内容になってくるのですが、霊的に見た場合には、これは決して他の人々や生き物達に害を加えたり、苦しめたりすることを肯定するような意味ではないのですが、たとえ、それぞれの人々や生き物達自身に、さまざまな問題点や課題があったとしても、この宇宙というのは、ある意味で常に完全なところがあるということです。

 これは少し分かりづらいと思うので、もう少し簡単に言うと、確かにその時々の状況としては、それぞれの人々や生き物達にとって、決して最高でもないし、また決して十分満足できるような状況ではないとしても、この宇宙全体で見ると、あるいは、この宇宙の全時間の観点で見ると、それぞれの人々や生き物達は、常に完全な何らかの役割を演じているようなところがあるということなのです(これは決して、この世的、あるいは、霊的な悪や犯罪を肯定するような意味ではありません)。

 それでは、いったいどのような点で、それぞれの人々や生き物達は完全であると言えるのか、というと、これは細かく言うと、かなり難しい概念になるのですが、かなり大まかに説明すると、以下のような四つのことが言えます。

 

①霊的には、宇宙全体として、常に完全なバランスを保とうとする性質がある

 まず一つめは、これは、かなり霊的な物の見方になるのですが、霊的には、この宇宙全体は、常に完全なバランスを保とうとするような性質があるということです。

 これはミクロの視点では、なかなかよく分かりづらいようなところもあるのですが、マクロの視点で見ると例えば、過去、とても欲ばりで尊大な権力者だった人が、たくさんの生まれ変わりの過程で、いつの間にか、まるで乞食同然の生活を送るようになったり、またその反対に過去、とても精神性は高いが、いつも貧乏だった人が、たくさんの生まれ変わりの過程で、いつの間にか、とても裕福な幸せな生活を送るようになることがあるとか、また長い歳月の間には、かつて非常に高い山だった場所が、いつの間にか、とても深い海の底になっていたり、またその反対に、かつて深い海の底だった場所が、いつの間にか高い山の頂になっていることがあるとか、それから長い年月の間には、たくさんの国々の間で大きな繁栄と衰退の入れ替わり的な変化が起きたりすることがあるなどというように、基本的に、この宇宙というのは、常に全体として完全なバランスを保とうとするような性質があるということなのです。

※五次元以上の世界では、これらは、常に完全な調和の下に実現しているのですが、残念ながら、これまでの時代の四次元以下の世界では、かなり長い時間をかけて、そうしたカルマのバランスが保たれたり、また、あっちが栄えると、こっちが衰退するというような、ちょっと訳の分からないような少し異常な完全性が実現してゆこうとするようなところがあったようです。アセンション以降の世界では、そうした少し異常な完全性のような概念は、だんだんなくなってゆくものと思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年4月9日 9:03 PM, アセンション後の世界 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 知恵、正しさ / 自然、生命 / 芸術、美



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