５、霊的に見た人口の増加と生まれ変わりの状況について
第五には、今回も、霊的に見た人口増加や生まれ変わりの状況について、さらに踏み込んで述べてみたいと思います。
大まかに言って、十ぐらいのことが言えます。
①現在の地上の世界での多くの人々の生まれ変わりの状況について
まず第一には、これは、かなり変わった話になるのですが、現在までの地球での多くの人々の生まれ変わりの状況を見ていると、だいたい、次のようなことが言えます。
これは国や地域によっても、かなり異なるので、非常に大まかな説明になってしまうのですが、地球の人口のうち、だいたい１割ぐらいの人々は、これまでの地球での数多くの生まれ変わりの経験から、生前の段階で、あらかじめ、かなり綿密な細かい人生計画を立てた上で、この国のこの地域に生まれ変わって、こんな人生を送る、というような感じで生まれ変わってきています。
それから、だいたい２〜３割ぐらいの人々は、そこまで細かい生まれ変わりの計画は立てずに、言ってみれば、結構、漠然とした人生のプランを立てた上で（そうは言っても、たいてい、ある程度、大まかな人生のプランはあることが多いのですが・・・）、とにかく、その時々の人生上の体験を一つ一つ楽しんでゆく、というか、淡々と積み重ねてゆく、というような形で人生を送ってゆくようです（これは、魂の体験としては、決して、悪い意味ではないのですが・・・）。
それから、これは、だいたい１割から５割ぐらいまでと、国や地域によって、かなり異なるのですが、特に２０世紀の中頃から２１世紀初頭の現在の辺りの地球では、まだ、いろいろな経緯で、そこまで細かい人生の計画はあまりないけれども、とにかく、それまでの積もりに積もった、いろいろなカルマの清算、というか、言ってみれば、いろいろな人生上の体験を積み重ねることを目的に、地上の世界に生まれ変わってくる人々が、とても多いです。
それでは、いったい、どのようなカルマの清算をするのか、というと、これも人により、いろいろなので十把一絡げにまとめるのは、かなり難しいのですが、大まかに言うと、「前世がとても貧乏だったので、とにかく、一生、飢えずに、ある程度、物質的に豊かな生活がしてみたい」、とか、「前世が戦争や疫病などで、とても寿命が短かったので、今世は、とにかく、平和な時代に健康で長生きしたい」、とか、「ずっと身分の低い、人にペコペコ頭を下げるような人生ばかりだったので、今回の人生では、先生や役人など、少しでも他の人々から尊敬されるような人生を送りたい」、とか、「過去生で軍人だったけど、いつも盗賊まがいの貧弱な軍隊で負け戦ばかりだったので、今度は、本当に誇りの持てるような強い軍隊で国の平和を守って、まともな兵隊生活がしてみたい」、とか、「過去生で女で散々苦労したので、今度の人生では、女でも優秀な仕事ができることをしっかり証明してみたい」、などというような感じで、言ってみれば、その人が過去の人生で、「これだけは、ものすごく不満だった」、とか、「一度でいいから、これだけは、できれば、やってみたかった」、というような形の、その人にとっての一種の自己実現のようなものをやっている人々が、現在の地球には、非常に大勢いる、ということです。
それでは、次の２〜３割ぐらいの人々は、いったい、どのような人生を送っているのか、というと、これは、少し残念な話になるのですが、過去生において、「ちょっと、これは人間として、やってはいけなかったのではないか」、というような、あまりにひどい行いをしてしまったことの反動によって、その人の意思というよりは、その人の魂自身の奥なる意思によって、ちょっときつい不遇な人生を送ることになってしまった人々もいる、ということです。
※これは霊的な話なので、決して、この世的な不当な差別や抑圧を肯定するわけではありません。これまでの光と闇の時代には、本人の意思とはあまり関係なく、侵略や搾取的行為に加担させられたり、人生上のいろいろな経緯から、いつの間にか、とんでもない犯罪行為に巻き込まれて、大失敗をしてしまうようなこともよくあったので、決して、単純に他の人を差別したり、いじめたりしてもよいとは考えないでください。
それから、これは、あまり数としては少ないのですが、過去生でのかなり厳しい霊的な罪、というか、とんでもない行為の反動によって、人間ではなく、人間以外のさまざまな生き物に、しかも自分の意思も、あまりはっきりしない状態で、かなりたくさんの生まれ変わりをしている魂達もいるようです。
現在の地球上の多くの人々の生まれ変わりの状態に関しては、だいたい、以上のようなことが言えます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2014年2月4日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界
