3、霊的には、時空間を越えて、人間の精神の働きが、お互いに感応し合うようなケースもよくあることである
さらにもう少し、こうしたシンクロニシティーの原理について考えてみたいと思うのですが、実は、こうした人間の精神の働きというのはかなり霊的なものなので、たとえ、この世的には時間や空間がかなり隔たっていたとしても、霊的な時間がシンクロしている場合には、そうしたシンクロニシティー的な出来事というのは、現在の時間だけでなく、何百年、何千年もの過去や、また場合によっては、何十年、何百年先の未来の出来事に対しても起きることがあるのです。
これは、多少理解が難しいと思うので、少し例をあげて説明したいと思うのですが、例えば、21世紀後半の日本で、どこかの小学生が、学校の自由研究で何かの昆虫のことを調べていたとします。
この世的には、これは単なる子供の学習に過ぎないのですが、そうした出来事に霊的に感応して、18世紀や19世紀のフランスやイギリスで、何か似たような昆虫の研究を突然、誰かがしたくなって、その研究の結果が、百年後、二百年後の日本の百科事典に載っているなんてことも、霊的に見た場合には、結構あちこちで頻繁に起きていたりするものなのです。
ですから霊的に見た場合、人間の意識の作用というのは、現在だけでなく、ある意味、過去にも未来にも、かなり密接につながり合っているようなところがあるので、そうした点では、シンクロニシティー的な霊的な働きというのは、現代だけでなく、時間や空間を越えた様々な世界にまで、かなり広範囲にお互いに影響を与え合っているということが言えるでしょう。
Cecye(セスィエ)
2014年1月17日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界