少し前の知恵の話の続きになります。これは、現在の推移での未来予測に基づく話になります。
※ここで言っている「バーチャル・リアリティー」の意味は、いつものような異次元世界の話ではなく、現在のバーチャル・リアリティー(仮想現実)の技術のことです。
近い将来、人類は、物理的な現実の中で仕事や生活をする人々と、一日の大半をバーチャル・リアリティーの中で過ごす人々と、どちらでもない霊的かつ自然なライフスタイルを求める人々の三つのグループに分かれてゆく
これは、本当は、あまり言いたくない話になるのですが、20世紀後半から21世紀初めにかけての現代の辺りの時代の人々というのは、コンピューターやテクノロジーの発達によって、本当の現実の出来事と、それから、そうではない、いわゆるCGや特撮といった人間が作った作り物との区別が、だんだん、はっきりとつかなくなってゆきつつある時代の、ちょうど大きな過渡期の中に置かれているのです。
それというのは、現在、コンピューターやテクノロジーの進歩によって、本物そっくりの精巧なCGや、特撮の映像や、人間や動物そっくりの表情や動きをするロボットが作れるようになってきたり、あるいは、3D技術の進歩で、まさに目の前で、いろいろな出来事が起きているかのように見えるようなディスプレイーや、本物そっくりの立体音響を体験できるようなサラウンドの技術が、まさに日進月歩の勢いで、どんどん発達してきているのですが、実は、それほど遠くない未来には、こうしたバーチャル・リアリティーの技術(ここでは異次元的な意味ではなく)の発達によって、一日のうち、かなり大部分の時間を、現実のリアルな体験の中ではなく、そうしたバーチャル・リアリティーの中で、いろいろな仕事や生活をするような人々が、数多く出てくるようになるということなのです。
※コンピューターの出始めの時代には、多くの人々は、ほとんど予想もしていなかったのでしょうが、現代人のかなり多くの人々は、一日の大半をコンピューターの画面に向かって、仕事や生活をして過ごしているので、これは、その延長の世界の様子と考えてよいのではないか、と思われます)。
その結果、これは現代人には、なかなか分かりづらい話になるのですが、それほど遠くない将来には、現在の地球人は、本当の物理的な世界を中心に仕事や生活を送る人々と、それから、そうしたバーチャルな世界を中心に仕事や生活を送る人々と、さらには、そのどちらでもない、霊的というか、精神的な世界を中心にして、仕事や生活を送ろうとする人々の大きく三つの集団に、だんだん大きく分離するようになってゆく、というような未来のシナリオが、だんだん現実味を帯びるようになってきているのです。
Cecye(セスィエ)
2012年11月2日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 社会、文化 / 科学、テクノロジー