Light Symbol

本当に物事が、よく分かっているかどうか、ということは、物事の本質ややり方を、どれだけ手短かに簡単に分かりやすく説明できるかどうか、ということに尽きているようなところがある Part 4

3、教育を受ける側にとっての、よく分かるためのコツについて

 それでは、今度は、そうした教育を受けて学習する側の立場に立って、考えてみたいと思うのですが、大まかに言うと、だいたい以下のような三つのことが言えます。

 

①何らかの本を読んだり、人の話を聞いた際には、その話や文章の要点や注意事項や、具体的な方法論に関しては、常に再確認して、しっかり記憶する習慣をつける

 まず第一には、たとえ、いっけん、かなり複雑で分かりにくい内容を理解しなくてはならなくなったとしても、ある程度、何らかの本を読んだり、人の話を聞いた後には、「要するに○○というのは、こういうことなのね」とか、「簡単に言うと、○○というのは、こういうことに気をつけて、こうやればいいんですね」などというように、その物事の要点を、しっかり再確認する習慣をつけることが、とても大切になります。

 そうしないと、せっかく、たくさん難しい話を読んだり、聞いたりしても、後から考えてみると、何が何だか、よく分からなくなってしまうことが多いので、物事を、よりしっかりと理解したい場合には、たとえ、少々難解な難しい話であったとしても、ある程度の長さの項目を理解するたびに、「要するに○○ということが大切なんですね」とか、「簡単に言うと、○○という注意点に気をつけて、○○すればいいわけですね」などという具合に、その物事の、特に重要な要点や注意事項や、具体的な方法論に関しては、常に再確認して、重要な言葉は、その場である程度、意識を集中して、しっかり覚えるようにしておくとか、大切なやり方や、注意すべきことを、しっかり意識しながら、その場で、しっかり出来るようにしておくことが、とても大切なのではないか、と考えております。

 

②たいてい長い文章は、重要なキーワードを伴う要点と、それを説明するための喩えや補足の内容の二つの部分でできていることが多いので、重要な要点に関しては、自分の意識をしっかり集中して、読んだり、聞いたりする必要がある

 第二には、これは、学習や仕事に関する能力を高くするには、とても大切なことになるのですが、たいてい文章であっても、人の話であっても、特に「これが言いたい」というような中心的な内容と、それを説明するための喩えや補足の内容の二つの部分で出来ていることが多いのです。

 それゆえ、本を読むにしても、人の話を聞くにしても、「おっと、ここは大事な要点の部分ね。しっかり覚えておかなきゃ」とか、「あー、ここは、さっきの要点を理解してもらうための喩えや補足の説明だから、適当に聞き流しておけばいいか」とか、「この注意点だけは、しっかり体に叩き込んでおかないと、後で事故や大失敗の元になるな」とか、「これだけは、しっかり出来るようにしておかないと、話を聞いた意味がないや」などという具合に、常にある程度、長い文章や長い話の場合には、重要な要点の部分と、そうした要点を説明するための喩えや補足の部分の両方に分けて、要点の部分については、その場でしっかり覚えて、出来るようにするけれども、そうでない喩えや補足の部分については、ある程度、適当に見流しておくとか、適当に聞いておくなどというように、本を読んだり、人の話を聞いたりする際には、特に自分の意識を集中すべき所と、そうでない部分をしっかり分けて、メリハリをつけて読んだり、聞いたりしておく意識の切り替え、というか、使い分けが、とても大切になるのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年10月5日 9:08 PM, おすすめ記事 / 教育 / 知恵、正しさ



«

»

おすすめ記事

過去の記事