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よく日本人全体に昔の戦争の戦争責任があるみたいな説明が行われることが多いが、実際には当時の大多数の日本人には、ほとんど何の戦争責任もなかったのではないだろうか Part 1

 前から歴史のことを少し書いておきたいと思っていたのですが、なかなかその話を書く時間がとれなかったので、先に前の戦争についての見解だけを発表しておきたいと思います。

 

よく昔の日本の中国侵略や太平洋戦争は、すべての日本人が負うべき戦争責任であるかのような教育やマスコミのキャンペーンが張られることが多いが、戦後の日本と違って当時の大多数の日本人は、政府の政治決定に全く関与することが出来なかったので、正確には当時の戦争責任は、すべて軍部を含めた一部の政権担当者のみに帰せられるもので、大多数の日本人には全く戦争責任なんてないばかりか、それどころか本当は単なる戦争被害者に過ぎなかったのではないか

 よく日本だと「日本の戦争責任」と称して、あたかも日本全体、あるいは日本人全体に太平洋戦争や第二次世界大戦の責任があるかのごとく学校で教えたり、そうしたマスコミのキャンペーンを張っていることが多いのですが、単純に考えて、それは完全な間違いで、当時の日本では一部の軍人の反乱等いろいろな経緯によって、普通の一般大衆が選んだ政治家が政治を行うような民主政治は全く機能していなかったので、より正確に言うと一部の軍部を初めとした政治権力を押さえた人々が勝手に軍隊を動かして、中国に侵略したり、アメリカやイギリスに奇襲攻撃したりして、どんどん戦渦を拡大させていったというのが、実際の戦争の経緯になります。

 ですから、こうした経緯から見る限り、当時の戦争は、日本人全体の意思に基づいて行われた日本人全体が責任を負うべき戦争なのではなくて、言ってみれば、軍部を含めた当時の政治権力を押さえていた一部の人々が、ほぼすべての責任を負うべき戦争であったということなのです。

 ですから、そうした観点から見ると、「日本人には、みんな戦争責任がある」とか、「日本人全体が好き好んで戦争をどんどん拡大させた」というような見方はほぼ完全に間違いで、そうではなく現在のような民主主義体制の日本と違って当時の日本では、大多数の人々は、さまざまな経緯でほとんど全く日本政府の政治的決定に自分達の意見を反映させることができなかったので、実際には当時の戦争責任は、すべて軍部を含めた当時の一部の政権担当者のみが負うべき責任で、大多数の日本人には全く戦争責任なんてないばかりか、実際には単なる戦争被害者に過ぎなかったのではないのかということなのです(参考1参考2参考3)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年8月6日 7:00 PM, おすすめ記事 / コラム / 政治 / 教育 / 歴史 / 社会、文化 / 軍事



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