③「ヤハヴェ」や「天孫降臨」の話のように、古代に訪れていた宇宙人が、「神」や「天使」として、扱われているケースもある
第三には、これは、現在のスピリチュアリズムの常識では、ほとんど通用しないにも関わらず、主として、ニューエイジ系の霊的な常識では、結構、当たり前の知識として、通用するような内容になってくるのではないか、と思われる話になるのですが、いわゆる、そうした天使的な存在の中には、昔の人なら、単純に天使として、扱えば、良かったかもしれないけれども、現代人から見ると、「それって、どう考えてみても、宇宙人でしょ」、というような存在達が、かなり多く含まれている、ということなのです。
細かく言うと、きりがないので、ここでは、二つだけ例として、あげてみたいと思うのですが、まずは、現代人なら、完全に、「それは、空飛ぶ円盤でやってきた、宇宙人ですね」、と断定するような一群の存在達が、昔は、ひとまとめにされて、「神」や「天使」と呼ばれたり、場合によっては、怖い魔物として、扱われていることが、非常に多かった、ということなのです。
代表的な例としては、実は、ユダヤ教の「ヤハヴェ」と呼ばれている存在が、それに当たっているのですが、これは、現代人だと、まだほとんど理解不能なのですが、あのユダヤ教の一連の話は、実は、前に述べたようなタイムウォーの結果、必然的に起こった、光の勢力と闇の勢力の間の抗争のような一面があった、ということなのです。
当時の時代と、現代の時代が、あまりにも時代感覚が違いすぎるために、こうした内容を、そのままストレートに説明することは、極めて困難に感じるのですが、当時の「ヤハヴェ」と呼ばれる存在達というのは、光の勢力の中でも、かなり急進的な一派を形成していた人達であったので（つまり、裏を返すと、最も被害を被った人達であった、ということ）、数千年前の地球の状況としては、客観的に見て、ちょっと行き過ぎと評価されるようなことを、次から次へと、一部の地域で、どんどん、やっていってしまうようなところがあった、ということなのです。
ところが、タイムウォーの本質というのは、基本的に、未来を押さえた方が勝ち、というような要素が、かなり強いので、そうした彼らの努力は、結果として、ほとんど闇の勢力によって、ひっくり返されてしまい、そして、一部の辺境みたいな地域に封印されることになってしまった、ということなのです。
それ以外に、有名なケースとしては、日本だと、「天孫降臨」と呼ばれる話が残っているのですが、これも、「宇宙からの大規模な植民があった」、ということに関する代表的な神話の一つになります。
このケースの場合には、要するに、数千年前に、天の高い世界から（つまり、宇宙から）、たくさんの人々や生き物達が、地球に舞い降りてきて、コロニーを作って、生活するようになった、というような話であるのですが、この場合、問題なのは、その後、タイムテロによって、彼らの勢力は、大打撃を受けて、ほとんど闇の勢力に屈するような状況になってしまったので、実際には、そうした神話というのは、天の高い世界から、たくさんの人々が、地球に植民してきたところまでは、ある程度、事実であるのですが、その後の話に関しては、後の権力者の権力の正当性を高めるための作り話に終始しているようなところがあるので（これは、どこの国でも一緒だと思います）、はっきり言うと、ほとんど何の信憑性もない、単なる、いい加減な作り話と言ってもよい程度の内容なのではないか、というように、私は、考えております。
ちなみに、数千年前に、こうした宇宙からの大々的な植民のあった場所というのは、日本（現在の日本というよりも、現在では、ほぼ水没した、沖縄の辺りにあった、元日本のような場所です）の他にも、たくさんあったので、そうした所にも、それと似たような、「天使の降臨」、とか、「神がやってきた」、というような神話が、たくさん残っています。
その中でも、特に有名な場所としては、エジプトやメソポタミヤや、中国や南アメリカの辺りには、当時としては、かなり大きなコロニーが存在していたのですが、そうした大きなコロニーだけでなく、小さなコロニーも、あちこちの地域に、たくさん点在していたので、そうした人々の、宇宙から地球への移住の話が、「空高い天の国に、神のような人々が暮らす楽園がある」、とか、「神は、人間と違って、ものすごい愛や知恵がある」、とか、「昔、天から、神や天使が降りてきた」、とか、「今も、彼らは、私達を陰ながら、見守ってくれている」、というような、多くの地球人の宗教観を成立させる、そもそもの原因になったようなところがある、ということが言えるでしょう。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2011年7月31日 9:09 PM, Ｑ＆Ａ / コラム / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明
