もし政治家が、選挙時の公約を、あまり積極的に果たそうとしない場合には、その地域の人々は、しっかり団結して、こまめにクレームを入れたり、圧力をかけたりして、選挙時の公約の遵守を、しっかりと迫るべきである
4、もし、その地域で選んだ政治家が、選挙時の公約を、あまり積極的に果たそうとしていない場合には、その地域の人々は、なるべく、こまめにクレームを入れたり、圧力をかけたりして、選挙時の公約の遵守を、しっかりと迫った方が、賢明である
第四には、これは、よくよく考えてみれば、全く当然のことであるのですが、とにもかくにも、日本の政治に関しては、多くの人々が、選挙の時だけ政治に関心を持てばよい、というような、訳の分からない、他人任せ型の政治観を持ち過ぎることで、大変な損をしているようにしか見えない、ということなのです。
それゆえ、私は、現在の日本のような民主主義国の場合には、多くの人々は、次のような二つのケースに関しては、単に選挙の時のみならず、はっきり言うと、いついかなる場合にも、即座に、自分の選んだ政治家に対して、クレームを言ったり、何らかの圧力をかけられるような、精神的、あるいは、行動的な準備を、日頃から、しっかりと持っておくべきなのではないか、というように考えております。
その二つのケースとは、まず第一には、その政治家が、その地域の人々に対して、選挙時に公約した内容を、いつまで経っても、全く実行しようとしなかったり、あるいは、そうした選挙時の公約と、全く正反対の行動をし始めたケースになります。
第二には、これは、現代であると、まだあまりマスコミも追求しないような内容になるのですが、その政治家が、その地域の人々のためというよりも、その地域以外の、全く別の地域のための仕事や、あるいは、自分の国以外の外国のための仕事ばかりを優先して、やっているようなケースになります(何らかの災害時のような特殊なケースは、少し別になるのでしょうが、基本的には、そういうことになります)。
こうした二つのケースの場合には、本当は、民主主義国であるならば、その地域の人々は、すぐに、お互いに連絡し合い、団結して、その政治家に、選挙時の公約を、しっかり果たすように、はっきり申し入れたり、あるいは、その地域のための仕事を、しっかりと行うように、きっちりと申し入れたり、また、場合によっては、もう次の選挙時には、その政治家や、その政治家の属する党には、投票しない、ということを、はっきりと表明して、その政治家に、ある程度、圧力をかけて、最初の公約時の仕事を、きっちりと行わせるための働きかけが、非常に重要になってくる、ということなのです。
ところが、多くの人々が、政治に関心があるのは、選挙の時だけで、選挙の時以外の政治家の仕事は、もう完全に放ったらかしみたいな状況になっていると、これは、そうした政治家の立場に立ってみると、ある程度、よく分かるのですが、選挙の時だけは、とにかく、誰とは、よく分からないような、不特定多数の自分の選挙区の人々に対して、一生懸命、いろいろな働きかけをするのですが、そうした選挙で当選して、いざ政治の世界に入ってしまうと、地域の市長や議員のような仕事なら、常に、その地域の人々の間で働いているので、ある程度、その地域中心の仕事を、常に心掛けるようになるはずなのですが、それが、特に中央の内閣や国会議員のような仕事になってしまうと、常に地方から離れている上に、いつも顔を合わせるのは、同じ党の国会議員の人や、役人や、それから、先ほど述べたような、地域の有力者や、一部の口うるさい人ぐらいになってくるので、そうすると、勢い、最初の選挙時の公約の話なんて、しばらく経つと、もうどこかに飛んでいってしまい、気がつくと、「とにかく、党や有力者の言う通りに動くしかないな」、とか、「地方のために働いても、みんな、自分が、何やっているのかすら、ほとんど興味も持ってもらえないけれど、党の言う通りにやって、もし大臣にでもなれれば、みんな自分の名前を覚えてくれるかもしれない」、などという具合に、はっきり言うと、多くの人々の信頼や思い込みとは、全く違って、たいていの政治家は、「選挙時の公約は、公約、実際の政治は、政治」みたいな感覚になってゆきやすいので、現実には、時間の経過と共に、選挙の公約なんて、全くあってないようなものになってしまいがちであった、ということなのです。
こうした観点から考える限り、現在の日本のように、「政治家は、とにかく、偉い人、普通の人は、適当に選挙の時だけ、投票すればいい」なんて考え方は、民主主義の形をしているだけの、はっきり言うと、単なる一昔前の国王制、貴族制の国と、さして変わりない精神風土であるとしか、全く言いようがない、ということになってくるのですが、こうした状況を、何とか、少しでも改善してゆくためには、先ほど述べたような二つのケース、つまり、その地域で選んだ政治家が(自分が、その人に投票したかどうかに関わりなく)、選挙時の公約を全く果たそうとしていなかったり、あるいは、自分の地域以外の、どこか別の地域や外国のためばかりに働いているようなケースにおいては、なるべく早く、その地域の多くの人々の間で、お互いに連絡し合い、しっかりと団結して、かなり断固とした態度でもって、そうした政治家の仕事ぶりに対して、はっきりとノーと言い、改善を迫る必要がある、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2011年5月31日 6:02 PM, 政治