2、アセンションを前にした現在、多くの人々は、過去からの破壊や混乱のエネルギーと、未来からの愛や調和のエネルギーとの狭間で、そのどちらを選ぶか、ということの選択を、常に強いられ続けるような、かなり特殊な霊的状況に置かれている
第二には、これは、かなり不思議な話になるのですが、現在の地球を、霊的に見ると、過去から押し寄せる荒々しい破壊や混乱のエネルギーと、未来から押し寄せる愛や調和のエネルギーが、寄せては返す砂浜の波のように、一進一退を繰り返すような状況になってきているので、それゆえ、現在、この地球上の多くの人々は、こうした未来からの愛や調和のエネルギーと、過去からの破壊や混乱のエネルギーとの狭間で、そのどちらを選ぶのか、ということの霊的な選択を、常に常に強いられ続けるような状況になっている、ということです。
これは、説明として、かなり難しい分類に入るのですが、要は、前にも述べたように、この20世紀から21世紀ぐらいの地球は、良い意味でも、また悪い意味でも、この地球の歴史のちょうど中心のような歴史の位置づけになっているので、それゆえ、現在の辺りの地球において、「もっと、ものすごい戦争や混乱のスリルを味わいたかった」、とか、「自分は、まだ、本当の苦難や困難の体験を知らないような気がするので、もっと、それを味わってみたい」、などと自分の潜在意識下において、深く望んでいるような人は、そうした過去の破壊や混乱のエネルギーに引きつけられて、現在の人生を続けたまま、そうした自分が体験したい過去の時代の地球に、次々と生まれ変わってゆくようなことになったり、あるいは、その反対に、現在の辺りの地球において、「自分は、こんな破壊や混乱の世界には、もう心底、飽き飽きしたから、これからは、本当の至福や、他の人々や生命達との一体感を味わってみたい」、とか、「本当の心からの悦びや安らぎを体験してみたい」、などと自分の潜在意識下において、深く望んでいるような人は、未来の愛や調和のエネルギーに引きつけられて、現在の人生を続けたまま、そうした自分が体験したい未来の時代の地球(と言っても、アセンション後の世界のことですが)に、次々と生まれ変わってゆくような、非常に不思議な体験をしている人々が、現在の時代には、本当にたくさんいる、ということなのです。
つまり、現在の地球では、その人の魂の奥なる願いによって、現在の人生を続けたまま、過去の時代の地球に、次々と生まれ変わったり、あるいは、未来の時代の地球に、次々と生まれ変わるような、非常に不思議な生まれ変わりの実態が成立している(その人の人生の中で、突然、人生観や世界観が、急激に変化するような時には、霊的に見ると、そうしたことが起きていることがあります)、ということを、これは意味しているのですが、実は、こうした生まれ変わりによって、現在、多くの人々が、良い意味でも、また悪い意味でも、もう心の底から満足し、納得した、と思えた、過去や未来の時空間の領域というのは、そうした多くの人々が抱えていた、その時代や地域に対する、非常に複雑な屈折した感情や感覚というものがなくなるにつれて、現在、霊的に見ると、どんどん縮小し、消滅してゆきつつある、ということなのです。
つまり、本当は、この地球上の多くの人々にとっては、単なる知識に過ぎない過去の世界や、あるいは、単なる予想や空想に過ぎない未来の世界というのは、現在の時代を起点として、ここ数十年のうちに、本当に無数と言ってもよいほどの過去生や未来生として、ほぼ並行的に体験することになっていた、ということと、それから、多くの人々の、そうした無数のさまざまな人生体験の進行に伴って、現在の自分の意識の混乱やもつれ、というか、一種独特の非常に複雑な屈折した感情や感覚というのが、だんだん根本的に解消されてゆきつつあるので、それにつれて、そうした多くの人々の集合意識が投影されて、出来ていた、この地球における過去や未来の時空間の領域というのが、現在、かなり急激に消滅してゆきつつある、ということなのです。
少し分かりづらいと思うので、もう一度、説明しますが、霊的宇宙的に見ると、本当は、多くの人々にとっては、この地球で、人間や他の生き物として、生まれたのは、現代の辺りの時代が、最初である、という人が、ほとんどすべてであるのですが、この地球では、現在の辺りの時代を中心に、過去や未来へ、かなり混乱した複雑な時空間の帯が、大きく広がってしまっているので、そうした現在の地球での人生を機縁として、過去の時代や、未来の時代の地球に、次々と生まれ変わるようになった人々が、本当に大勢いた、ということと、もう一つは、そうした多くの人々の生まれ変わりの結果、特にアセンションを、もう目前に控えた現在の時点では、そうした、この地球における過去や未来の時空間の領域というのが、現在、どんどん縮小過程に入り、消滅してゆきつつある、ということなのです。
この結論は、近い将来における、時間的世界、すなわち、物質世界自体の消滅、及び、この世界の終焉が、もう目前に迫っている、ということと、もう一つは、多くの人々の、この地球系における人生体験が、もうまもなく一定の区切りを迎えることになる、ということを意味しているのですが、ただ、前にも述べたように、そうは言っても、多くの人々の意識としては、突然の、この世界全体の崩壊や大混乱というのは、たいてい、全く望んでいないことが多いので、それゆえ、現在の推移の延長線では、時間的世界が終わったからと言って、突然、全く別の新世界に様変わりする、とか、突然、多くの人々が、肉体的に死を迎える、などというような未来のシナリオは、一部の闇の勢力の連中の希望を除けば、基本的に全くあり得ない、ということになるので、そうした未来があるといっても、それほど緊張して、構えて、生活する必要は、ほとんどない、ということになるでしょう。
※今回の話は、少し理解が難しいと思うので、もう一度、説明しますが、要するに、たいていの人は、この地球に生まれてくると、気がつくと、自分としては、全く知らないはずの無数の自分の過去生や並行生や未来生が、あらかじめ、存在していたことに気付くので、その結果、ものすごく妙な落ち着かない感覚を、末永く引きずることになってしまいがちなのですが、それが、現在の人生の間の、何らかのきっかけによって、そうした過去生や並行生や未来生の人生の体験を終えてしまうと、その時点で、やっと、そうした妙な落ち着かない感覚から開放されて、トータルの観点からの自分の魂の統合がなされるようになってゆく、ということです。
追伸
時々、メールにて、応援のメッセージとか、質問を頂くのですが、残念ながら、いろいろ忙しいと、何日も読まないこともあれば、やっと読んだと思うと、「ちょっと、この質問に答えようと思うと、これと、これと、これを言わないといけなくなって、そうすると・・・」、という具合に、何となく、伸び伸びになって、気がつくと、結構、日にちが過ぎていることがあったりするのですが、一応、目は通しておりますので、少し気長に待っていていただけますと、とても幸いです。
Cecye(セスィエ)
2011年4月29日 9:22 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 時間と空間の秘密 / 現在のアセンションの状況