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どんなに素晴らしい理想を掲げる社会改革であったとしても、あまりに急激な社会の改革は、百害あって一利なしである Part 4

②多くの人々の単純な思い込みとはかなり違って、その社会における突然の軍事的混乱や経済的混乱の中には、昔から王室や独裁者のような人達が繰り返し使った、多くの国民から愛されるための人気取りのテクニックのようなものが含まれていることがある

 第二には、現在の地球では、これだけ毎日のように刑事ドラマや陰謀物の話が本で出版されたり、テレビで放送されたりしている状況であるにも関わらず、これは、まだほとんどの人が、あまり考えたこともないような内容になるのではないかと私は思うのですが、例えば、ある国の国王や独裁者のような人物が非常に人気がなくなり、国民から「もうどうでもいいや」と思われるような社会状況になった段階で、突然、軍事的な騒動が発生するとか、突然、経済的な大混乱に陥るというような状況が巻き起こり、その後、普通の政治家では全くどうにも手が付けられないというような状況が、何日、あるいは何ヶ月と続いた後で、突然、そうした国王や独裁者のような人物が調停や仲裁に現れると、まるで何事もなかったかのように、その軍事的混乱や経済的混乱が瞬く間に終息してゆくというような出来事が起こることがあるのです。

 ところが、この場合、多くの人々の単純な思惑とはかなり違って、実はそうした軍事的混乱や経済的混乱というものを裏から手を引いて、かなり計画的に長引くような十分な演出をさせておいて、その後、多くの人々がすっかり困り果てるような一番いいタイミングでもって、そうした国王や独裁者が現れてきて、その調停や解決をはかり、その上、まるでそれは自分の当然の使命であるかのように謙虚にスマートに振る舞うことによって、多くの人々からの熱烈な歓迎や人気を得て、再び以前のような多くの国民から愛される国王や独裁者の華やかな地位を取り戻すというような、ちょっとかなり複雑なシナリオに基づいた王室や独裁者の人気取りのためのテクニックのようなものが、たいてい普通の庶民には全く分からないような形で地球の歴史では、本当に数限りなく行われ続けてきたということなのです。

 このように多くの人々の単純な思い込みとはかなり違って、一部の特権階級のような人々にとっては、そうした政治や社会の混乱というのは、言ってみれば、彼らの支配にとって絶対に必要な必需品のような所があったということなのです。

 

どんなに素晴らしい理想を掲げる社会改革であったとしても、あまりに急激な社会の改革は、百害あって一利なしである

 このように私は、どんなに素晴らしい理想や目的を掲げる社会の変革であったとしても、あまり早急に大騒動を起こして、その社会を大変化させるようなタイプの社会の変革に関しては、その国の大多数の人々が、ずっと飢えた状況になっているとか、経済的に大変な状況に陥ったままになっているとか、あるいは政治的に圧政を敷かれて、かなり不自由で不幸な状況を強いられているなどというような、よほどの特別な状況でもない限りにおいては、基本的には、かなり懐疑的というか、あまり賛同しないような立場をとっているということなのです。

 

 追伸

 念のために書いておきますが、これは社会改革についての基本的な認識になるので、それゆえ普通、選挙によって選ばれた政治家の仕事としては、そうした選挙によって政治家に選ばれる以前の段階で多くの人々に、あらかじめ約束していた政治的公約、つまり「自分が政治家になったら、こういうことをしたい」とか、「自分は、こういう政治目標を必ず達成する」と言っていたような内容を、その政治家が、いかに早く、いかに確実に実現したかということが、普通はその政治家の能力、もしくは多くの人々が下す、その政治家への評価になるということです。

 

さらに追伸

 最近、前のランキングに登録していた時と非常によく似た方法で、このサイト全体を時々霊的な形で呪縛してくることがあるようなので、その際には少し読みづらい、というか、分かりづらい(文章の問題ではない、多分・・・)感覚になることがあるかもしれないのですが、今、これについては、何とかしている最中なので、もうしばらくすると、多分、落ち着いてくるのではないかと思います。

 

Cecye(セスィエ)

2011年4月14日 9:22 PM, 政治 / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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