今回も、前に書いた文章からの抜粋になります。
地球人類の秘史②―22世紀以降の地球文明の影響を色濃く受けたルネッサンスの興隆と、時間の前後を超えた「因果律」の関係
第二の歴史の転換点というのは、現在でも多くの人々が、非常に憧れの目をもって眺めているような16世紀頃から始まる、いわゆる、「ルネッサンス」の時代に当たるのですが、この時代において、やっと、それ以前の国家や宗教による絶対的な支配(と言うよりも、当時の支配階級の人々が、隠して用いていたような未来の科学技術も含めて、本当は「魔術の支配」と言った方が、その本質をよく表しているのですが)が、だんだん崩壊してゆき、現在だと芸術面での活躍の方が有名ですが、人間性の解放と科学技術の進歩と産業の発達によって、それ以前の地球の歴史とは、基本的に全く異なるような「近代」と呼ばれる時代が、やがて、成立してゆくようになります。
こうしたルネッサンスの時代というのは、単に地理的、時代的な特性によって、当時のイタリアを中心として成立していったのではなく、これは、現在の地球の歴史観では、なかなか、うまく説明できないような時空認識に基づく説明なのですが、実は、こうしたルネッサンスの活動というのは、現代ではなく、現代の時代よりも、もう少し後のアセンション以降の22世紀の頃の地球人類の文明の影響が、まるで時間をさかのぼるように逆照射してゆき、それ以前の数百年前のヨーロッパを中心に成立させていったものである、というような人類の隠れた歴史の因果関係があるのですが、前にも述べたように、地球の時空間というのは、宇宙的に見ると、非常に混乱し、錯乱していることで、非常に有名な所であるので、これとほとんど同じような形でもって、地球の過去や未来の、ある時代の、ある文明が(他の外宇宙の文明も含めて)、それとは全く異なるような、ある時代の、ある文明に対して、ものすごく強いつながりがある、とか、あるいは、ものすごく強い影響を与えている、というようなことも、地球の歴史においては、非常に頻繁に起こっていた、ということなのです。
それゆえ、これは、タイムマシンの活動の影響も非常に大きくあるのですが、実は、現在の地球では、常に絶対的な時間の前後関係の中で語られることが多いような原因と結果の因果関係、すなわち、「因果律」に関しても、現在の地球の常識とは、かなり違って、霊的、あるいは、宇宙的に見る限り、そうした時間の前後ということすら、簡単に飛び越えてゆき、過去が原因となって、未来が成立することもあれば、その反対に、未来が原因となって、過去が成立するようなことも、こうした宇宙的な時空認識に基づく限り、本当は、ごくごく頻繁に起こるような、よくある出来事であった、ということであるのです。
それは、ともかくとして、こうした22世紀の地球の文明の影響を色濃く受けたルネッサンスの時代を境にして、地球の人類は、一方の光の時代の地球文明からの影響としては、先ほど述べたような、人間性の解放や、科学技術の進歩や、産業の発達というような、わりと良い影響を色濃く受けることになったのですが、一方の闇の時代の地球文明からの影響としては、その反対に、次々と巻き起こる国家や宗教同士の戦争や混乱や、世界規模での侵略や植民地化の流れや、それに伴う破壊や略奪、それから、モラルの低下や犯罪の増加といった、かなり悪い影響も散々に受けることになっていったので、こうしたルネッサンス以降の人類の歴史を見てみると、地球人類は、一方では、限りなく栄光や繁栄を実現してゆくことになるのですが、その一方では、限りなく泥沼のように続いては、拡大してゆく戦争や混乱というものも、同時に体験してゆくことになったのではないか、というように、私は率直に感じております。
このように、地球の歴史の第二の転換点としては、大体、今から五百年ぐらい前を境とするような、いわゆる、「ルネッサンス」の時代というものをあげることができるでしょう。
Cecye(セスィエ)
2011年4月1日 9:01 PM, アセンション・シリーズ 3