Light Symbol

人間の信用や信頼感について Part 17

⑨世の中には、それほど信用や信頼が必要とされていないような、ある程度、正当な抜け道的な商売や仕事もあるので、そうした方向での努力もありうる

 それから九つめは、これも、あまり考えたことがないかもしれないのですが、実は、世間の信用や信頼感というものには、大きな盲点があって、それは世の中には、意外と多くの人々が思っているほど、信用や信頼感が必要ないような分野が、時折、抜け道的に存在していることがあるのです。

 これは、特に親がお金持ちだったり、その人自身が高学歴でないにも関わらず、あまり人目につかないような分野で大成功、というか、ちょっとした小金持ちになっているような人に多い話になるのですが、要するにある程度、成功した人や高学歴の人からだと、もう簡単に結論が見えてしまうために何の努力も行動もしないような、ちょっとした商売や仕事のようなものを、そうした自分は、あまり立派でないとか、賢くないと考えているような人が、何度もあちこち一心不乱にプッシュして、行動しているうちに、偶然、何らかの引きや、どこかの抜け道のような形で見つけて、それなりに大成功しているような話が、世の中には、時折あるものなのです。

 これは正直言って、現在、わりと学歴があって、成功しているような人からは、なかなか見つけづらい世界の話なので、これがそうであるとは、なかなか言いがたいところがあるのですが、ただ、世の中の現実として、いっけん、なかなか信用や信頼感が得られなさそうな世界であっても、そう簡単には諦めずに淡々と努力し続けた人の元には、やがて、その分野では、ちょっとした成功が訪れることもあるようなので、こうした道も世の中にはあるということは知っておいてもよいと思われます。

※当然のことですが、これは違法な行為を奨励しているわけではありません。

 

⑩あまりにも過剰な信用や信頼感は、霊的な信用の化け物を生み出す可能性もあるので、若干、注意が必要なところもある

 それから十こめは、これは、若干ややこしい話になるのですが、この世的には、他の人からの信用や信頼感は、はっきり言って、いくらあっても、それほど困ることはないのですが、ところが霊的に見た場合には、こうした信用や信頼感は、時々、とんでもない間違いや問題を自分の人生にもたらすことがあるので、多少、注意が必要であるということなのです。

 それは、いったい、なぜなのか、というと、これは、先ほども少し述べたのですが、他の人々からの信用や信頼感というのは、時々、現実の自分の性格や能力や実績以上に過剰に誇大視された、ある種の信用の化け物のようなものを生み出してしまうことがあるからなのです。

 ですから、もし自分の人生で、そうした一種の信用の化け物、つまり、「自分は、そんなに凄くないよ」とか、「自分にそんなこと出来るわけないだろう」と言いたくなるような、ある種の仮想現実的な、もう一人の自分が現れてきて、いろいろな人々の間で勝手に噂されるようになったり、勝手に誇大妄想されるようになった際には、思い切って、もう少し素の自分をさらけ出してみるとか、もう少し普通の人間的な自分の性格を表に出してみる必要があるかもしれないということです。

 これは長い目で見ると、自分に過剰な期待や要望や信頼感をかけすぎずに、人間として、より気楽に幸せな生活を送るためのポイントになるようなところがあるので、時折、こうした自分自身の素直な実態と、周りのイメージや評判が、少し過剰にずれてくるようになった際には、より長い目での信用や信頼感を得てゆくために、こうした考え方は、非常に大切になってくるのではないか、と思われます。

 

 以上で、人間の信用と信頼感についてのお話は、おしまいです。

 

 追伸

 本当は、愛についての話の続きを考えていたのですが、なぜ、こうしたスピリチュアルな話からは、かなり外れた信用や信頼感の話を取り上げたのかというと、どうも地球の霊的な状況を見ていると、多くの人々の信用や信頼感の感覚が、あまりにもアンバランスになっていて、本当は、それほど信用してはいけないものや、信頼する必要のないものに対して、過大に信用や信頼感を持ちすぎていたり、また、その反対に、本当は、もっと信用してもよさそうなものや、信頼する必要がありそうなものに対して、あまり信用や信頼感を持てないことで、いろいろな面で問題を巻き起こしていることが多いように見えたからです。

 というか、もっとはっきり言うと、人間というのは、一度、強く信用したものや、「絶対に、これは大丈夫」とか、「このことは、絶対に疑ってはいけない」などと強く思い込んだものに関しては、それ以降、あまり深く考えなくなる傾向があるようなので、そうした問題についても、再度、もう少し現実的な面から考え直すべきなのではないか、と考えたことが、こうした信用や信頼感について、いろいろな面から書いていった理由です。

 

 以下の文章は、内容が少し変わるので、別のタイトルに分けます。

 

 

Cecye(セスィエ)

2013年12月19日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 成功論、繁栄論 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ



«

»

おすすめ記事

過去の記事