今回は、物質世界の時間の概念に関する説明の9回目になります。
現在の物質世界は、無数の「現在ただ今」の時間が、なぜか同時にたくさん並行的に成立している非常に不思議な世界である
つまり、高次元の世界の人々から見ると、現在、私達地球人が活動している物質世界というのは、本当は「現在ただ今」というような、ただ一つの時間の流れしかないはずであるのに、それが過去、現在、未来と無数に分断されて、それこそ幾つも幾つもの無数の「現在」が、並列的に存在しているように見えていたということなのです。
それゆえ高次元の世界の人々から見た、この物質世界の様子というのは、非常に混乱した時間の帯が、あっちにも、こっちにも非常にたくさん、めちゃくちゃに散らかりっぱなしになっているような、ちょっと訳の分からないような非常に変わった風景に見えていたということなのです。
創造主と反創造主の間の長い長い闘争の歴史の結果、現在の高次元宇宙と低次元宇宙が創造されていった
それでは、そうした現在、私達が体験している物質世界を含む低次元の世界というのは、一体、どのような成り立ちでもって、今日のような状態になったのか、ということが、次の疑問になってくると私は思うのですが、その理由としては、大体、次のような二つの内容が、現在、高次元の世界では定説になっています。
まず第一には、高次元の世界でも、これは現在でも、いまだにその元々の理由が、よく分かっていないような内容の一つなのですが、どうもこの宇宙の歴史の必然として、現在、この宇宙で創造主として知られている光の存在(実際には結構、暗く見えることも多いですが)の、その全く正反対の存在と言ってもよいような闇の存在(実際には、結構まぶしく光って出てきたりもしますが)というか、反創造主、もしくは、反キリストのような存在が、この宇宙に現れることになって、その結果、この宇宙全体が大きく二分されるような大混乱や大戦争が巻き起こることになったのですが、そうした宇宙全体の大混乱や大戦争の過程で元々あった、現在、「高次元宇宙」と呼ばれているような宇宙領域とはかなり性質の異なる、光と闇の入り交じった、かなり広大な暗黒領域が、現在、「低次元宇宙」と呼ばれているような領域にどんどん大きく広がるようになっていったということです。
第二には、これは高次元の世界、というか、高度に進んだ宇宙文明では、現在、ほとんど定説になっているような考え方であるのですが、そうした低次元宇宙の成立の後、いろいろとややこしい複雑極まる因果関係が成立して、その結果、現在の高次元宇宙が成立するようになった、というか、この宇宙の創造主が、そうした高次元宇宙を創造することになったのではないか、というのが、現在、高次元の世界や、高度に進んだ宇宙文明では、ほぼ定説の見方として考えられるようになっているということです。
高次元宇宙と低次元宇宙では、時間的な順序の因果関係が、全く正反対になっている
この高次元世界と低次元世界の間の複雑極まる因果関係については、またページをあらためて説明したいと思うのですが、要するに、これは正世界と反世界の成立の歴史と、ほとんど同じような順序の関係になるのですが、高次元宇宙から見ると、時間的な順序としては、まるで高次元宇宙が先にあって、その後、いろいろな経過を経て、低次元宇宙が成立していったように見えるのですが、ところが、その反対に低次元宇宙から見ると、時間的な順序としては、まるで低次元宇宙が先にあって、その後、いろいろとややこしい経過を経て、高次元宇宙が成立していったように見えるということなのです。
このように高次元宇宙と低次元宇宙では、時間的な順序の関係が、まるで全く逆さまに見えてくるということなのですが、その結果、この宇宙の歴史においては、誰でも、ちょっとやそっと調べたり、考えたりしたくらいでは、本当に訳が分からなくなって、頭の中が大混乱してしまうくらい、かなりややこしい原因と結果の因果関係が、そうした高次元宇宙と低次元宇宙の間には、常に成立し続けているような状況になっていたということなのです。
Cecye(セスィエ)
2010年9月24日 9:31 PM, 時間と空間の秘密