前回に引き続き、アセンション後の世界では、人間の若さや寿命というのは、一体、どのようになってゆくのか、ということについて、お話してゆきたいと思います。
そうすると現在のように経済や科学技術が発達し、まさに今述べているような、あらゆる願望や希望というものを叶えることが可能になった20世紀から21世紀の時代においては、一体、どのようなことが実現するようになっていったのか、というと、これは細かく言うとたくさんあるのですが、ここで、こと健康や寿命に関する内容だけに絞ると、大体、以下のような二つの内容になります。
1、長い人生の中では、どんな人でも一度や二度は、重病にかかって半強制的に休まされて、周りの人々から心からの親切や愛情というものを受けてみたい、というような強い潜在欲求を抱えていることが非常に多い
第一には、これはおそらく、たいていの人が身に覚えがあると思うのですが、普段、仕事や勉強や家事に追われて、「とにかく、どんなに大変な時でも一生懸命、頑張らなくてはならない」などと考えていたような人が、突然、ちょっとした重病になって、そうした仕事や勉強や家事というものが全くできないような状態になって、病院や家などで半強制的に休まされ、そして多くの医者や看護士の人達に大切に治療されたり、看護されたりしたり、あるいは、家族や友人や仕事の同僚の人達に、普段の態度とは全く違った優しい態度で見舞ってもらったり、励まされたりするような状況に長い人生の中では、ほぼすべての人が、一度や二度は必ず置かれるようになる、というか、そうした状況にならないと、多くの人々の表面意識レベルの願望や意思はともかくとして、潜在意識レベルの願望や意思としては、全く我慢ができないとか、全く納得がいかないなどと多くの人々が、心の奥では結構、強く願い続けているようなところがあるということです。
2、多くの人々の潜在願望の中には、かなり強い願いとして、自分の肉体の不調や老化というものを強く求め続けているようなところがある
第二には、これは多くの人にとっては、結構、意外に感じられるかもしれないのですが、前に述べたような人類の潜在願望から見る限り、若い時はともかくとして、ある程度、仕事や人生で、いろいろな経験を積んで年をとってきたら、そうした年齢にふさわしい自分の姿形、たとえば、肌のツヤやハリがなくなって、シミやシワが出てきたり、お腹が出てきて、体の体型がどんどん崩れていったり、それから頭が禿げ上がってきたり、体の節々が固くなったり、痛んだりするような、いわゆる、ちょっとした体の不調や老化の症状のようなものが、どんどん体のあちこちに現れるようになってくるということなのです。
これは、先ほど述べたような多くの人々の潜在願望の肉体的な表現、たとえば、「少しでも他人から、いろいろ経験を積んで、苦労した立派な人だと思われたい」とか、「早く自分も何でもよく知っていて、仕事もよくできる貫禄のある偉い先生や管理職みたいな人になりたい」とか、「早く、おじいさんやおばあさんのように何の仕事もしなくても、みんなから大切に優しく扱われるような年とった人になりたい」などというような潜在願望が、この世の社会的な現実はともかくとして、まずは多くの人々の肉体の方にだんだん如実に現れるようになってくるので、その結果、実は、「シミやシワは嫌だ」とか、「年とるのは嫌だ」とか、「お腹が出てくるのは嫌だ」などというような多くの人々の表面意識的な表向きの建前とは裏腹に、実際には、多くの人々の潜在意識的な本音の願望としては、そうした病気や老化というものを結構、心の奥では、強く願い続けているようなところがあったということなのです。
結局、20世紀から21世紀の人類の健康や寿命に関する最高の自己実現というのは、適度に病気になり、適度に老化することだった
それゆえ20世紀から21世紀の現代の時代というのは、こうした多くの人々の潜在願望の中身を見る限りにおいては、多くの人々は、表面的に口では、「健康でありたい」とか、「若々しくありたい」などと数多く言うわりに心の奥底では、そうした病気や老化というものを結構、強く願い続けているようなところがあったので、その結果、そうした多くの人々の潜在願望を反映する形で、この物質世界では、多くの人々の生活水準や医療水準はどんどん上がるけれども、それにも関わらず、やはり多くの人々は、結構いろいろな理由で病気にもなれば、だんだん老け込んでいって老化してゆく、というような今日の世界の現実、つまり多くの人々は、この文章で述べているような「不老不死」の理想ではなくて、どちらかと言うと「有老有死」、というか、「有病有老」の方を心の奥底では、強く願い続けているようなところが多かったということなのです。
追伸
ちょっと、いっけん最初は、あまり明るくない話が多いのですが、現代の地球は、潜在意識で、いつも考えているような本音の部分と、表面意識で、いつも言っていることの建前の部分が、高次元の世界の人々から見ると、ほとんど精神異常と言ってもよいくらい、完全に分離してしまっていることで有名な所であるので、ここでは要点だけ言うのは、とても簡単なことなのですが、それだけだと自分の勝手な潜在意識の暴走で、どんなにスピリチュアルな人間でも、どんどん、おじさん化、おばさん化(その先も・・・)が止められなくなるようなことがあるので、ここでは普段、あまり気が付かないような潜在意識の働きについても、ある程度、細かく書くことにしました。
ただ、これは現在でも、もうすでに始まっていますが、人間の老化は、これからも、どんどん遅くなってゆくような時代の流れになっているということです。
Cecye(セスィエ)
2010年9月12日 9:22 PM, アセンション後の世界 / 健康、医療