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歴史の終わり Part 1

 今回は、少し変わった話になるのですが、実は、現在、私たち20世紀から21世紀の人間が生きている地球の時代というのは、これは現在だけの視点だとなかなか分かりづらいのですが、地球人類のここ数千年に渡るような長い長い歴史全体から見ると、ほぼ地球人類の歴史の最終的な終着点に当たっている、ということなのです。

 

かつて人類が思い描いた天国の生活と地獄の生活の両方が混在している現在の地球

 その理由は、二つあるのですが、まず第一には、これは、よくよく客観的に自分の身の回りを見回してみないとよく分からないのですが、現代の特に先進国における20世紀から21世紀の生活というのは、これは、ここ数千年に渡って、長い長い間、人類が求め続けていた、ほぼ理想の天国の生活か、もしくは、地獄の生活のどちらかを体験することになっている、ということです。

 例えば、「暑い夏でも涼しい生活がしたい」、とか、「寒い冬でも温かい生活がしたい」とか、「一生、お腹をすかさずに飢え乾くこともないような物質的に満たされた生活がしたい」、とか、「戦争や社会の混乱によって、自分の恋人や家族が不当にバラバラに引き裂かれることなく、一度でいいから、自分の愛する人々と一緒に、一生仲睦まじく平和な生活をしてみたい」、とか、それから、「戦争好きで横暴で無能な政治家や役人なんて、みんなの手で止めさせて、普通の人々の間から、できるだけ有能な人間を選んで、政治をやってもらいたい」、などというような歴史を学んだり、時代劇を見たりすると、いつもいつも出てくるような、ここ数千年の間、人類が末永く心の底から求め続けてきたような望みや願望というのは、現代の特に先進国の生活では、実は、もうほとんど実現されてしまっているような状況になっている、ということなのです。

 その反対に、これはあまり良い方の生活ではないのですが、いつもお腹をすかせて、物質的に恵まれない生活をしている、とか、いつも戦争や混乱の絶えない不幸な生活をしている人々も、現在の地球には、まだ大勢いるわけで、これは、とてもではないが、理想の天国の生活というよりも、どちらかと言うと地獄の生活に近いのではないか、ということになるのですが、いずれにしても、地球における人類の長い長い歴史のパノラマ全体から見る限りにおいては、この地球の人類の歴史というのは、この先も無限の未来に向かって、永遠に進んでゆく、というよりかは、そうではなく、大体、現在の私達の暦でいうところの20世紀から21世紀にかけての現代の時代を最終的な到達点として、その良い意味での理想の天国的な生活も、また悪い方の意味での地獄の生活も、両方とも物質的には、ほぼ最大限に実現してしまったような状況に現在の地球は、もうすでになってしまっている、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2010年8月10日 10:01 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 歴史 / 社会、文化



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