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霊的、歴史的な観点から見た現在の中国について Part 13

 それから欧米や日本などの自由主義の国々というのは、基本的に法治主義の国家運営になっているので、そうした国々の個人や企業は、そうした国々の議会で決められた法律に則った行為をしている限りは、特に何の脅威も危険も感じることなく自由に活動し続けてゆくことができるわけです。

 ところが中国の場合、最初に欧米や日本などの自由主義のの国々からの経済や技術の支援が始まったばかりの頃は、そうした国々の政府や企業の意向や法律などについても、非常に丁重に重んじていたようなところがあったのですが、やがて中国がある程度力をつけてくるようになると、以前とはかなり違って、そうした国々との約束を突然反故にしたり、そうした国々の個人や企業の権利を、中国の都合で、わりと簡単に踏みにじったりすることが多くなってくるようになってきたわけです。

 中国の政府の立場としては、そうした中国の政府の都合で個人や企業を自由に動かすことは、まるで当たり前のように感じていたのかもしれませんが、ところが、そうした中国の政府の立場とはかなり違って、欧米や日本などの法治国家の国々の人々や企業の感覚としては、そうした国々であれば、普通に守られるべき権利や利益がしっかり守られなかったり、また、そうした国々の個人が、突然、正当な理由もなく、拘束されるような状況がだんだん増えてくるようになると、かなり強い恐怖や危険を感じるようになってきたようなところがあるわけです。

 そうすると当然のように、そうした最近の中国の政治や社会の状況を知るようになった人々や企業は、最近の中国の景気の冷え込みもあるので、以前のように気軽に活発に現在の中国に投資したり、進出することは、だんだん少なくなってきているようです。

 

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年12月2日 9:03 PM, 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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