こうした現実の政治の状況もあるので、たいてい政治家になったばかりの人は、その人自身の信念に基づいた、大きな理想を述べていることも多いのですが、それが様々な政治家としての実務の経験を積み重ねるうちに、だんだん、もっと具体的で、地に足のついた政治のあり方の話をするようになってゆくことが多いようです。
それで例えば、元々は野党の政治家として、活躍していた政治家の人であっても、そうした野党が政権をとって、与党として政府の舵取りをするようになると、まるで当たり前のように、かつての野党的な発言は減って、ある意味、多少保守的な立場になって、政府の運営をするようになってゆくことが多いようです。
そうすると、たいてい、そうした政党は、かつての勢いは失って、多少人気は減ってゆくことが多いのですが、ただ、それと同時に、単に発言だけでなく、わりときっちりした政治的な実務もこなせる政治家や政党へと、しっかり成長していっているようなところもあるようです。
続く・・・
Cecye(セスィエ)