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霊的、歴史的な観点から見た現在の中国について Part 5

 ところがその後、中国が、これまでの国際関係のあり方や、欧米の国々との関係に様々な機会に異を唱えるようになったり、軍事力を増大させて、様々な国々に威圧的な態度をとるようになったり、さらには、これまでに受けた経済的な協力や援助をあまり気にせずに外国企業に圧力をかけたり、外国人の締め出しや、国民の弾圧のようなことを、以前よりも大々的に行うようになると、これまで、わりと友好的な態度で中国と接してきた国々としては、これまでと同じような政治や経済の関係を続けたいとは思うのだけれど、同時に現在の中国のあり方にとても脅威や危険を感じるようになってきて、「このまま中国に経済や技術の支援をしていても大丈夫なのか?」「軍事力が強くなったのをよいことにして、外国の領土にどんどん圧力をかけたり、軍事侵攻してくるようなことは、本当に起きないのか?」「以前は、ちゃんと外国の政府や企業との約束をしっかり守ってくれたのだが、最近は、なんだか国内の事情で、時々、なし崩しにしてくることがあるようだが、安心して進出していられるのだろうか」「たくさん経済協力してきたが、いつまで経っても自国は、昔の仇敵のように言われて、突然拘束されたり、傷つけられたりすることもあるようなので、なんだか最近は、ちょっと怖い感じもするようになってきた」などというような感じで、中国の人々の感覚とはかなり違って、中国の人々が、ちょっとでも強気で威圧的な態度に出ると、昔と違って、本当に危険を感じたり、脅威を感じるようになってきてしまったようなところがあるのです。

 つまり、だいたい2000年の初頭ぐらいまでは、おそらく欧米を初めとする世界中の国々は、「わあ、中国はすごい発展したんだな」などというように、わりと素直に中国の発展を一緒に喜んでいてくれていたことが多かったように思われます。

 ところがその後、中国が、資本主義と対立する共産主義の路線や、かつての植民地化されていた時代の歴史を何度も振り返るような形で、欧米と対抗するような強国路線をはっきり打ち出すようになると、欧米を初めとする海外の国々は、そうした中国の経済的な発展を応援したり、そうした経済的な繁栄の恩恵を一緒に受けたいと思う一方で、中国の人々が考える以上に、「だけど、今の中国って、この先も大丈夫なの?」「中国がどんどん軍拡するので、なんだか、うちの国も脅威を感じるようになってきた」などというような感じで、以前と違って、本当にかなり危険や脅威を感じるようになってきてしまったようなところがあるのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2025年5月21日 9:04 PM, 政治 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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