長いようなので二つの文章に分けました。
ところがこれは、ここ数十年の間に発達した、それぞれの人の興味や好みに合わせて、かなりきっちりとカスタマイズされたマスメディアやインターネットの影響が大きいと思うのですが、2000年代に入るとトランプ氏のように、わりと当たり前のように多くの人々の分断や対立を煽って、現実にアメリカの大統領にまで上り詰めてしまうような人物も現れるようになってきたわけです。
そうすると、ここでは、いったい何が言いたいのか、というと、要するに特にアメリカの場合、分断や対立を煽る以前から、そもそも実際に数百年昔の建国の時代から、あちこちバラバラに分断されたり、対立していた国であったし、また50の州ごとにそこそこ独立した政府や軍があったりするような状況である上に、さらに今でも国民の大多数が、たくさんの銃を所持している国であるわけです。
ですので、そうした国の一番トップの大統領や州の知事などの立場に、多くの人々の分断や対立や、お互いの憎悪や敵意を激しく煽るような人物を選んでしまうと、はっきり言って、いくらでも分断や対立は進んでゆくし、また多くの人々の間の憎悪や敵意も、どんどん増えて、エスカレートしてゆき続けるようなところがあるわけです(前回のトランプ政権の末期を思い返すとよくわかると思うのですが・・・)。
そうするとその後は、おそらく最初はデモや暴動や犯罪の増加から始まるのでしょうが、そこのトップに激しく煽り続けるような人がいると、どんどんエスカレートしてゆき、最終的には州ごとの対立から武装衝突に発展していったり、さらには近隣の他の国々にも、そうした闘争や混乱がどんどん広がってゆくこともありえるので、かなりの注意が必要なのではないか、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2024年10月18日 9:06 PM, 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 軍事