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現在の世界の政治や経済の問題と、今後の展望について Part 11

地球規模の経済のグローバル化が進めるだけ進んだ現在の辺りの時代は、新たな地球規模の政治や経済の方向性を模索し始める時代になってきている

 そして現在の世界は、地球規模のグローバルな経済の時代になってきているので、昔の時代と比べると、本当にグローバルな規模で、たくさんの農作物や鉱物や工業製品の輸出入が行われたり、非常に大勢の人々の移動が起きたり、さらには、ほぼ瞬時に世界規模の通信や報道が行われるような時代になってきています。

 その結果、現在の世界では、それぞれの国が関税などで輸出入の制限をかけたり、人やお金の移動の制限をかけたりしない限りは、世界規模で、より優秀な安い賃金で働く人々に働いてもらって、より質が良くて、安い商品やサービスを買って、生活する人々が、どんどん増えてきているようなところがあるわけです。

 そうすると、基本的に世界中の国々で売られている様々な物やサービスの質はずっと上がり続け、値段は、ずっと下がり続けてゆくことになるので、こうした世界の状況は、一見良いことばかりのようにも思えるのですが、ところが気をつけておかないと、時折、そうした国々の社会では、景気の低迷が起きて、多くの人々の平均的な賃金も、ずっと一緒に下がり続けていったり、また場合によっては、働く所自体も、だんだん少なくなってゆくような、いわゆるデフレの経済になってしまうことがあるのです。

 それで21世紀初頭の現在の辺りの時代は、そうした世界規模のグローバル化が進めるだけ進んでいって、ある意味、極限の辺りまで進んだ時代になっているようなのですが、それゆえ、はっきり言ってしまうと、こうした世界規模の自由貿易と自由競争の時代が、ある程度行き着く所まで進んだ現代の辺りの時代は、特に政治や経済が発達した先進国などが中心になって、そうした自由貿易や自由競争は当然、ある程度は良しとするにしても、もっと長期的な観点から、それぞれの国や世界全体の政治や経済の体制を、多少方向転換してゆく必要が出てきているようなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年11月16日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 政治 / 歴史 / 経済



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