一人一人の努力を重視する考え方と、絶対神や運命の法則の支配を重視する考え方について
昔からこの世界には、「一人一人の人間が心掛けや行動を変えてゆくことで、より良き人生を送ったり、より良き世界に変えてゆくことができる」というような、わりとそれぞれの人の努力を重視するような考え方と、そうではなく、「一人一人の人間が、どんなに努力しても、その人の運命も世界も変えてゆけない」「神のような絶対者や、宇宙の厳しい運命の法則が、一人一人の人生や世界のあり方を、きっちり決めてゆくのだ」というような、要するに絶対神や運命の支配を重く見るような考え方の、大きく二つの考え方の流れがあったように思われます。
単純に言って、古代や中世は、どちらかと言えば、後者のような考え方が強かったようなのですが、それが近現代に入ると世界的な潮流として、だんだん前者のような一人一人の努力を重視する考え方の方が増えてきたように思われます。
それでは現在の世界は、いったい、どのような状況になっているのか、というと、前者のような「少しでも、なるべく明るい幸せな人生を生きてゆきたい」「それぞれの人の努力や工夫によって、より良い人生や世界に変えてゆくことができる」と考えている人々が数多くいる一方で、「人間は、神の意志による完全な支配を受けるべきだ」「罪深き人間は幸せになってはいけない。戦争や貧困や天変地異などで、もっと苦しい人生を生きるべきだ」「冷徹なる宇宙の法則に従って、人類は、幸福と不幸、繁栄と没落、平和と戦乱の間を永遠に生きてゆけばよいのだ」などというような絶対神や運命の法則による支配を、非常に強く信じている人々もいるようです。
そうすると現在、霊的には、いったい、どのようなことが問題になってきているのか、というと、現在、アセンションの過程で、人によっては、どちらかと言うと、今述べているような絶対神や運命の法則による支配の霊的な影響を、非常に大きく受けやすくなってきているようなので、多少注意が必要になってきているようなのです。
※霊的、異次元的には、非常に広大かつ少し硬い、また、明るく優しい印象に感じられることもあれば、暗く怖い印象に感じられることもあるのですが、要するにこうした霊的、あるいは異次元的な存在達が、人間の精神状態や、運勢的な出来事を無意識のうちに、あるいは、ぎゅっと強く押しつけるような感じで勝手にコントロールしようとしてくることがあるので、とても注意が必要です。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2022年7月15日 9:04 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 時間と空間の秘密 / 現在のアセンションの状況
