それでは、こうした際には、いったい、どのようにして、お互いの理解を深め合い、話し合いを進めてゆけばよいのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。
1、人間の感じ方や考え方のベースは、20歳前後ぐらいまでの見聞や体験の影響が非常に大きいようなので、ある程度、時間をかけて、お互いの理解や協力を進め続けてゆくことが、とても大事である
まず一つめは、おそらく、これは人間の認識能力の限界から生じていることなのではないか、と思われるのですが、簡単に言うと、人間の認識能力の特徴としては、肉体の感覚器官や頭脳の思考力を使って、様々な物事を理解したり、記憶したり、思考したり、また言葉を発したり、行動したりすることができます。
ところが、こうした人間の認識能力には、どうも一種の限界のようなものがあって、特に20歳前後ぐらいまでの間にその人自身の見聞や体験として、いったん受け入れた価値概念のようなものは、その後、かなり大きな生活上の変化や、社会的な変化にでも直面しない限りは、喩えて言うと、まるでスマホやコンピューターのOSのように、その人自身のその後の人生における判断や行動の大元の部分を、かなりがっちりと決めていってしまうようなところがあるようなのです。
Cecye(セスィエ)
2022年5月28日 9:03 PM, おすすめ記事 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化