それから、これは基本的にどの生き物であっても、ほとんど同じだと思うのですが、人間は、本能的に自分の体に害のあるものを避けようとするような性質があるので、当然、本来であれば、人間の体に害があるバイキンやウイルスのような病原体に対しても、できるだけ触ったり、近づいたりせずに離れたり、逃げたりしようとするようなところがあるのではないか、と思われます。
ですので、現在の新型コロナウイルスのワクチンに限らず、人類が、最初に開発した種痘(しゅとう)のようなワクチンに対しても、そうしたワクチンが普及し始めたばかりの頃は、かなり大勢の人々が、本能的に毛嫌いして、なかなか、その有効性を認めようとしなかったようです(まだ技術的に発展途上で、時々、医療事故が起きることも、その原因になっていたようです)。
ところが、何らかの伝染病が流行して、非常に大勢の人々が病気で苦しんだり、亡くなったりするような事態になると、そうした伝染病にかかるリスクの方が、ワクチンを接種することへの恐怖心や抵抗感よりも遥かに高くなると共に、また実際にワクチンを接種した人が、そうした伝染病にあまりかからなくなるような場面も、多くの人々の間でたくさん確認されるようになるために、わりと短期間のうちにワクチンの接種が大きく進むようになることが多いようです。
ただ、その後、そうした伝染病があまり流行らなくなってゆくと、今度は逆にそうしたワクチンの接種率は、だんだん下がってゆく傾向があるようです。
しかし、そうしてワクチンの接種率が大きく下がってきた頃に、再びそうした伝染病が広まって、大きな被害を出すこともあるようなので、政府や専門の医療機関などでは、世界的なレベルでそうした伝染病の脅威が完全になくならないうちは、できるだけ国のレベルで、そうした伝染病のワクチンの接種を推めるような政策をとることが多いようです。
Cecye(セスィエ)
2022年1月11日 9:03 PM, おすすめ記事 / コラム / スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 健康、医療 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 自然、生命