3、政治問題の解決と、社会問題の解決の違いについて
ここから先ほどの話に戻るのですが、簡単に言ってしまうと、時折、世間を騒がすことがある、例えば、政治家や役人の汚職や、制度的な問題などについては、これは政治の中枢の政治家の人々や議会の与党の人々が、かなり本気になって、しっかり取り組めば、せいぜい数ヶ月から数年程度のうちには、うまく解決できることが多いのではないか、と思われます。
※ただし、かなり大きな社会問題が、複雑に絡んでいるようなケースでは、やはり根本的な解決に、かなり時間がかかることもあるようです。
ところが、先ほどから述べているような社会問題の解決となると、簡単なものであれば、それこそ数日、数ヶ月程度でうまく解決できるものもあるとは思うのですが、そうではなく、例えば、今回のコロナ禍のように、とにかく一日も早い根本的な解決が望まれているにも関わらず、まだその時点の人類の知恵や技術では、そう簡単に、すぐには解決できないような非常に難しい社会問題の解決に関しては、はっきり言ってしまうと、数年どころか、場合によっては、数十年以上の時間をかけないと、なかなか、うまく解決してゆけないような、かなり大変な大問題もあったりするわけです。
※今回のコロナ禍については、現在の時点では、もうすでに大局的には、解決の道筋がはっきりしていると思いますが・・・。
そうした状況を国民の側から見ていると、「うちの政治家は、何やってるんだ?」とか、「政府がダメだから、こんなことになったんだ」などというような感覚を持つことも多いようなのですが、ところが実際には、その時々の政府としては、その時点においても、また後から考え直してみても、かなり最善の努力や対応をし続けていたにも関わらず、残念ながら状況によっては、そうした努力の成果が実らずに、あまり良い結果が出なかったり、ずるずると悪い状態が続いていってしまうこともあったようなのです。
Cecye(セスィエ)
2021年11月12日 9:03 PM, おすすめ記事 / 予知、予言、未来予測 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済 / 軍事