8、古今東西、世界中で宗教的に説かれてきた「悟り」の内容について
八つめは、今度は、霊的にかなりレベルの高い「悟り」についての内容になるのですが、実は、大昔からインドや中東や、中国や日本などのアジアの国々で説かれてきた宗教の中身を再度、ある程度、冷静に調べ直してみると、どうも宗教的には、わりと単純にひとくくりにして理解されやすい「悟り」の内容には、実際には、かなり違ったところがあったのではないか、ということなのです。
ここでは、かなり大まかにまとめて、だいたい五つぐらいに分類して、説明してゆきたいと思います。
1、霊的な修行により、宇宙や神仏と完全に一つとなる「悟り」について
まず一つめは、昔から世間や、宗教や哲学の世界では、霊的な修行に基づく心身の調和や深い瞑想によって、普通の人々には、まったく理解しえないような、この宇宙や、この宇宙を司る神仏と、ほぼ完全に一体となるような至高体験をすることを「悟り」と呼んでいたようです。
昔から仏教の修行や、ヒンドゥー教のヨガの修行などによって、そうした至高体験をした人々は数多くいたようなのですが、現代であると普通の人であっても、それなりの霊的なトレーニングをすれば、そうした体験をすることは、それほど難しくなくなってきているのではないか、と思われます。
それというのは、昔の人々は、一日中、朝から晩まで、かなり過酷な肉体労働に明け暮れていたようなところがあったのですが、ところが現代の人々は、そうした昔の人々の生活と比べると、かなり生活に余裕があるので、やろうと思えば、結構たくさんの時間を、そうした霊的なトレーニングに使うことができるからです。
それから現在、アセンションの進行に伴って、以前の時代と比べると、地球の霊的な波動は、かなり澄んできているようなところもあるので、はっきり言ってしまうと、昔の人々の感覚と比べると、現代の人々は、もう数十分の一ぐらいの努力で、かなり澄み切った精神状態になることができるようなのです。
Cecye(セスィエ)
2021年3月25日 9:03 PM, インド思想、ヒンドゥー教 / おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 中国思想 / 仏教 / 宗教、道徳 / 瞑想 / 知恵、正しさ / 神道