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アメリカ合衆国の繁栄とキリスト教の関係について Part 8

 申し訳ありませんが、Part 6の文章の後にPart 7の文章を追加して、以前のPart 7 の文章をこちらに移動させていますので、今日の新しい文章は、Part 7になります。

 

3、アメリカ合衆国の熱心なキリスト教徒の思い込みとはかなり違って、現在のアメリカ合衆国は、古代のイスラエルやユダヤ属州とは、ほぼ正反対の位置付けの国である

 三つめは、現在のアメリカの人々の様子を見ていると、特にキリスト教の信者の人々の中には、単に神やイエス・キリストを信仰しているだけでなく、聖書の中のたくさんの預言者や英雄達をかなり身近に感じていたり、さらには聖書の中のユダヤ属州や、古代イスラエルの話を、まるで自分達の直接のルーツのように感じていることも多いようなのですが、これは霊的に見ても、この世的に見ても、ほぼ完全に思い違いなのではないか、ということです。

 はっきり言って、古代イスラエルの歴史は、次々と現れる巨大帝国の侵略や圧政の中で、神の言葉を受け入れ、信じる人々のサバイバルの歴史であったと言っても過言ではないと思うのですが、はっきり言って、申し訳ないのですが、現在のアメリカ合衆国の歴史は、これとほぼ正反対で、様々な理由でヨーロッパから逃れてきた人々が、アメリカ大陸に住み着くと、元々現地にいた大勢の人々を殺したり、傷つけたり、レイプしたりして、ほぼすべての土地や生活の糧を奪うと、まるで元から自分達が、そこに住んでいたかのような生活を送るようになっていった歴史なのではないか、ということなのです。

 ですので、もっと簡単に言うとアメリカ合衆国の歴史というのは、最初こそ当時の大英帝国の支配はありましたが、どちらかというと巨大帝国に侵略されたり、圧政を受けた側ではなくて、逆に元々、たくさんいたアメリカ先住民に対して、侵略したり、圧政を行って、巨大な国を造っていった側であり、また、神の言葉の下に忠実に生きていったというよりかは、その時々で、自分たちに都合のよいように昔の神の言葉を、様々な形で解釈し直しては、ねじ曲げ続けてきた歴史だったのではないか、ということなのです。

 それゆえ、アメリカ合衆国を建国して、もうすでに二百年以上過ぎた、21世紀初頭の現代のアメリカ人が、再度考え直すべきことは何なのか、というと、当のアメリカ人も含めて、現在の世界中のほぼすべての人々が、現在のアメリカ合衆国の姿を見た際には、そうした次々と興隆する大帝国の侵略や圧政の中でサバイバルしてきた、古代イスラエルのような小さな王国だなどと考えるような人々は、どこにもおらず、そして、そうではなくて、たいてい当のアメリカ人も含めて、現在の世界の大多数の人々が、現在のアメリカ合衆国を見た際に感じることは、軍事的には世界最強、かつ経済的にも世界最大、また政治的なリーダーシップとしても、文化的な影響力としても、世界で最も大きな影響力のある国の一つであると考えているというような事実をよくよく、しっかりと理解し直すことが、とても大切なのではないか、ということなのです。

 それゆえ、そうした古代イスラエルに住んでいた人々のように、「偉大な神の預言は時々あるけれども、自分の国は世界の片隅の小国で、四方は、みな巨大な敵国ばかりである」というような世界観で、現在の世界を見るのはもうやめて、そうした現在の実際のアメリカの姿をしっかり受け入れて、その上で再度、現在、及び未来のアメリカ合衆国のあるべき姿を考え直してゆくことが、とても大事なのではないか、というように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年2月8日 9:04 PM, キリスト教 / ユダヤ教 / 宗教、道徳 / 政治 / 社会、文化



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