そうすると、こうした状況では、いったいどのような対策をとってゆけばよいのか、というと、だいたい次のような二つのことが言えます。
①普通の人間どうしの関係を築けない場合には、あまり無理せず、適度に距離をとるような対応にしておいた方がよいかもしれない
まず一つめは、これは、この物質世界で長く生きてきた人には、非常に不思議に感じられるかもしれないような内容になるのですが、自分の過去や現在の状況や、自分の未来の予想や意志を話したり、相手の過去や現在の状況や、相手の未来の予想や意志を聞いたりするような、いわゆる普通の会話によって、お互いの理解を深めて、より深い人間関係を築いてゆくような普通の人間関係の原則が、こうした少しいびつな人間どうしの関係が生じてしまっている場合には、なかなか使えなくなってしまうことがあるのです。
それでは、そうした際の人間関係というのは、いったい、どのようなものになっているのか、というと、これは昔から霊界物の話で何度も聞いてきたような内容になるのですが、要するにそうした人間関係が生じている場合には、どちらか一方、あるいは、両方の人々が、この物質世界で起きている実際の出来事よりも、その人自身が感じたり、考えたりしている過去や現在の状況や、未来の予想や意志の方を、より非常に重く感じていることが多いようなのです。
残念ながら、こうした場合には、普通の人間関係を築こうとするのはいったんやめて、その後、特に何らかの非常に大きなとんでもない事態に進展してゆくのでもない限りは、はっきり言ってしまうと、もういくら相手に説明しても、ほぼ完全に理解してもらえないものと、ある程度、腹をくくって、自分の主張は、できるだけ客観的な事実や証拠に照らして、そのまま同じように主張するけれども、自分から見て、訳のわからない相手の主張に対しては、よほど事態が悪化したり、損失を被るような事態にでもならない限りは、ある程度、軽く聞き流したり、無視するような対応が必要になるかもしれないということです。
Cecye(セスィエ)
2020年7月10日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 政治 / 時間と空間の秘密 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 社会、文化 / 経済